11月12日独り言朝刊ニュース
本日は皮膚の日。日経新聞の朝刊から気になるニュースを抜粋。
"企業、2四半期連続減益"
世界の企業業績の悪化傾向が強まっている。主要企業の2022年7-9月期の純利益が前年同期比3%減と2四半期は連続で減益となった。連続減益は2年ぶり。各国の急速な利上げや経営者心理の悪化などを受け、新型コロナウィルス下で事業を拡大した金融や情報通信を中心に急ブレーキがかかった。
QUICKファクトセットの11日時点のデータに基づき、日米欧中などの上場企業約4,700社の実績(決算未発表の場合は市場予想)を日本経済新聞が集計した。時価総額ベースで全体の8割にあたる。
7-9月期の純利益合計は3%減の約8,702億ドル(約123兆円)。
20年10-12月期から22年1-3月期までは、新型コロナ禍からの経済再開が進み6四半期連続で増益となっていた。牽引したのはITや金融だ。
22年7-9月期は情報通信が6%減益。グーグルを傘下に持つアルファベットは27%減。メタは52%減、マイクロソフトは14%減と苦戦した。
金融も30%減と3四半期連続で減益となった。
業績悪化は他の業種にも広がり、全17業種中11業種が減益となった。製造業は原材料が利益を圧迫し、電機は14%減、自動車は11%減となった。
一方、素材エネルギーは資源高の追い風を受け44%増と5四半期連続で2桁増益となった。米石油大手エクソンモービルの重利益は四半期ベースで過去最高を更新した。
経済再開で航空会社も復調した。米ユナイテッド航空の純利益は2倍に増えた。
先行きは不透明感が増している。QUICKファクトセットのアナリスト予想を集計すると、22年10-12月期の世界企業の純利益は前年同期比8%減と7-9月期よりも減益幅が拡大する見通し。
S&Pグローバルが公表した10月の米購買担当者景気指数(PMI)好不況の分かれ目となる50を4ヶ月連続で下回った。