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11月15日独り言朝刊ニュース

七五三の日。日経新聞の朝刊から気になるニュースを抜粋。

"「富岳」2位"

スーパーコンピューターの計算速度を競う世界ランキングで米国「フロンティア」が前回の5月に続き首位だった。理化学研究所と富士通が開発した「富岳」は2位を維持した。米中を筆頭に各国は多額こ資金を投入して開発を進めており、国内勢の技術力低下は経済安全保障上のリスクになりかねない。
専門家の国際会議は14日、スパコンのランキングを発表した。米オークリッジ国立研究所が運営するフロンティアが1秒間ごとに110京回を超す計算性能を示して2期連続の1位だった。前回のランキングで4期連続の首位から交代した富岳は2位を維持した。
米国はこれまで100京回の計算ができる「エクサ級」と呼ばれるスパコンを複数開発する計画を進めてきた。中国も過去に世界一だった「天河2号」と「神威太湖之光」の後継機を開発し、すでに富岳を上回る性能を実現したとされる。欧州もエクサ級のスパコンを含め、巨費を投じて高性能コンピュータの整備を進める。
スパコンは膨大なデータを扱うAIの開発などで重要性が高い。GoogleやMicrosoftなど米テック企業は、自前のスパコンを構築してビジネスに活用する。次世代の高速計算機である量子コンピュータの実用化には一定の時間がかかると見られる中、民間企業を含めた導入競争が加速している。
日本も富岳の後継機開発に着手している。スパコンの研究開発に大量の資金や人材を投入する海外勢と比べて不利な状況にあるものの、足元では経済安全保障などの観点から半導体やスパコン技術を自国で保有する重要性が高まっている。米中がリードする中、日本がどこまで競争力を維持できるかが焦点となる。


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