子供になる
皆様こんにちは日本初暇活コミュニティSCHOLE代表の熊本亜斗武です。
普段は講演会で志のあり方を話したり、志コーチングでお客様の志を見つけるお仕事をしていたり、暇活を世に広めようと動いています。
さぁ今回の暇活ブログですが、前回お話ししたremember自然学校の中身についてお話しできればなと思います。
大人になって、子供に戻る
そもそもremember自然学校というのは、大人になって子供に戻れる3日間の野外体験学習イベントのことです。
大人になってというのは自身の成長を指すのですが、ここでのミソは子供に戻れるというところですよね。
まず集合したら全員でバスに乗り込みます。
もうすでに何かのツアー以外だと、大人になってなかなか経験することのないことですよね。
まだ名前も知らない人とバスに乗り込み、バスの中でイベントの説明なんかがされるんです。
気分はまるで小学生の修学旅行でしょうか。
自然学校も小学校から全員でバスに乗り込み施設に向かって開催されるのですが、そこの再現もされているんですね。
バスが到着次第みんなでゲームを通したアイスブレイクが行われます。
せっかくイベントに参加したのに緊張で楽しめなかったらもったいないですよね。
このアイスブレイクというのは、その緊張をほどきますよという意味です。
運営スタッフのほとんどが、普段自然学校のリーダーとして活動している人が多く、この最初のアイスブレイクも慣れたもんで進んでいきます。
そして昼食を食べてクラス会議をして運動会をするといった風に進んでいくのですが、僕が今回特に意識したことは円の形です。
最初集合した時、円になってくださいと指示が出ても、全く初めましての人同士で綺麗な円を作れる人って少ないんですよね。
ですがプログラムが進んでいくにつれて、この円がだんだんと綺麗になっていくんです。
不思議ですよね。
この円の形とは、チームの心境だと言われています。
例えば円の形が綺麗な集団は、それぞれが自然と協力し合うのですが、1人円からズレて並んでいる人は、どこか入り込めていないか、居心地の悪さを感じていることが多いんです。
子どもに戻った瞬間
そもそも子どもとは何か。
大人とは何か。
というところを整理しておきたいのですが、皆さんはなんだと思いますか?
まぁ年齢的な視点もあれば、金銭面的な視点もありますよね。
僕が思うに、大人と子どもの決定的な違いは自分を抑えず表現しているかどうかの違いだと思います。
子どもと言われて皆さんが想像する人は、おそらく目の前のことに一生懸命に生きていないですか?
やりたくないことはやらないし、わがままだって平気で言いますよね。
でも大人は考えることが増えるし、相手からの見え方を気にして、わがままを言う機会というのは減っていってしまいます。
空気を読むというやつですね。
じゃあこのremember自然学校ではどうだったのかというと、それはもうみんな自分の心を表現していましたよ。
楽しみたい時には楽しんで、決して強制された意思決定ではなく自らの意思で心から笑っている表情がたくさん見受けられました。
特に感じたのは食事のシーンなんですよね。
正直食事が豪華かと聞かれたら、決して豪華とは言えない内容ですよ。
朝ごはんはサンドイッチだし昼はカレー、夜は野菜炒めとおにぎりだけですからね。
それでもみんな笑顔でドンチャン騒ぎをしながら食べているんです。
想像できますか?
昨日今日あった人たちと班を組まされて、食事を一つのテーブルを囲んで食べるんですけど、そこで全員が笑い合っているんです。
その光景を見た時に、本当に給食を食べている子供に見えました。
でもふと日常に目を向けると、おそらくこのremember自然学校での食事よりは豪華なものを食べていないですか?
特に外食をした際には、1000円を平気で超えたご飯がほとんどなことでしょう。
しかしそのご飯は本当に味わって食べていますか?
一緒に食べている人と時間を共有していますか?
ただご飯を食べるだけなんですが、誰と食べるかで大きく食事の楽しさや味が変わるというのは本当に感激しました。
remember自然学校を終えて
僕は運営として回すことや価値作りに必死だったので、正直参加者と深く関われたかと聞かれたらそうではないのですが、本当にやって良かったなと思います。
なんでそう言えるかというと、前回書いた通り、自分自身の未熟さを知れたことと、自分の夢の実現を本気で叶えたいと再度思うことができたからです。
自分らしく生きる人を増やすというのは僕の使命ですが、この実現をした時に、今回の参加者みたいな人が集まればいいなと思います。
今日まで怒涛の日々でしたが、一旦これでremember自然学校は僕の中で終わりです!
また次に面白いことを仕掛けていくので、ぜひお楽しみにお待ちください。