銀の魚をつくるときに考えたこと

つくっています、まさに今。

文系とか小説に関するニュースが一覧できる場所、つまるところ文芸版ナタリーみたいなものがあれば良いな、と10年くらい前から思っていました。そして、いくつかの試みも僕の中ではありました。全て失敗しました。そして、またもう一度やってみようというわけです。それが「銀の魚」というサイトを作った経緯になります。

過去の失敗から、銀の魚では「やること」あるいは「やらないこと」をいくつか意識していました。それを今から書きます。これは誰かのためではなく、「なるほどそうだったんだ〜」と自分で納得するためです。書きながら考えています。

既存のサイトから切り離す

僕は、蓼食う本の虫という文芸Webメディアを主宰しています。

こういう場があると、ニュース系の記事も一緒に配信したくなります。というか、過去にはしていました。ただ、ニュースを読みたい人と、蓼食う本の虫で情報得たい人の層があまり合致しておらず、運営が難しいな〜と思ってやめてしまいました。

また、記事のトンマナも蓼食う本の虫に合わせないといけなくなる。これが面倒でした。そのため、新しくサイトを作ることにしたのです。

サムネイルを作らない

蓼食う本の虫ではサムネイルを頑張って作っています。そして、過去にニュース記事を配信していた頃も頑張ってサムネイルを作っていました。だけどこれが面倒臭い。スクショしたり、権利関係を確認したり、プレスリリースから画像をダウンロードしたり。考えることが多すぎ。だから、作るのをやめました。これも、蓼食う本の虫から切り離したからこそできたことですね。

とりあえずつくる

思い立ったが吉日、とりあえず作り始めました。以前から借りているサーバーにWordPressをインストール。無料テーマを設定。ドメインを取得して設定。デフォルトのOGPとファビコンを作成して設定。おしまい。

細かいことは後にして、まずは箱を作る。そしていくつか記事を書く。気になったところはおいおい修正する。そんな感じでやっています。サムネイルもなく、要素がシンプルなので、かなりデザインしやすいです。

情報を書きすぎない

ニュースサイトの体裁をちゃんと取ろうと意識すると、文章を長く書いてしまいます。でも、文章を長く書けば書くほど、取り扱える話題の数は減ってしまいます。

だから、1記事で書く文字数は極力少なくしています。そもそも、ほとんどの情報はタイトルを読むだけでわかります。そのほかの情報としても、重要なのは数百字程度です。そこだけ集中して書くようにしています。足りない情報は、公式サイトなどを各自見てもらえれば良いのです。

また、ツイートに情報がよくまとまってることも多いので、そういったものはありがたく記事に埋め込んで使用させていただいております。

助けを求める

銀の魚は、おそらく一人では運営できません。情報も偏りますし、孤独の中でずっと情報を発信し続けることはできません。だから助けを求めました。すると、一緒に書いてくださる方が1名見つかりました。まだ助けを求めています。助けてください。

サポートすると、僕がハートランドビールを飲み、これからも自我を保つのに役立てさせていただきます!