関係性オタクよ、本気を出すな #ゆめおボイス

夢追翔のバレンタインボイス2022とバレンタインボイス2023を聞きました。みなさんはもう聞きましたか??? あのね、あれエグい。人が死ぬ。他の人は知らんがぼくは死んだ。

私は夢追翔のガチ恋勢でもなけりゃボイス追のガチ恋勢でもなく、ボイス追×お相手のカプ厨なんですけどね。2年分一気に聞いた結果クリティカルヒットだよありがとうございます。私の死体は海にでも投げてくれ。

個人的に、あの2人の付き合ってんだか付き合ってないんだか分かんないんだけど仲がいいことだけは分かる、みたいな関係が本当に好きなんですけど、このふたつのボイスを聞いて私思ったんですよ。流石にこれは付き合ってるやろと(個人の解釈です)。なんなら2022年の方はまだ付き合い始めたばっかりのバレンタインだけど、2023年の方は相手からバレンタインのチョコを貰うことが当たり前になるぐらい一緒に過ごしたタイミングでしょう。ぼくは名探偵なので分かります(めちゃくちゃ個人の解釈です、そうじゃないようにも聞けるから安心して欲しい)。以下はその根拠です。ちなみにここから先はネタバレを含みますし、自己解釈の闇鍋です。注意されたし。


①緊張度合い

2022年のバレンタインボイスを聞いて頂くと分かるのですが、この年のボイス追は「相手方のお家に行く」ということに対して大変緊張をしているんですよ。その様子は夢追さんがサンプルとして投げてくれているボイス台本の一部からもありありと伝わってきます。私が辞書を作るのならば、「緊張」の欄には「夢追翔のバレンタインボイス2022を聞け」と書くぐらいには緊張をしている。

お相手にもバッチリ伝わるボイス追の緊張っぷりは、そのセリフのみならず夢追さんの読み方からもバッチリ伝わってきてすごく好き。相変わらず声に感情を乗せるのが激ウマ〜〜!!

対して2023年のバレンタインボイスのちょい見せ台本がこちら。

一言目の「うぃーす、おはよー」だけでわかる緊張感のなさよ。最高じゃん。そしてなによりこの男、お相手宅の合鍵を所持している。そしてそれを使うことに一切の躊躇いを感じていない

この事実の重大さが分かりますか!? 2022年のボイスでは家に呼ばれることすら慣れておらず、緊張大魔神になってガッチガチでタジタジになってんのに!!!! 合鍵で!!! 家主が寝ている家に!!! 勝手に!!! 朝っぱらから!!! さも当然のように入ってきてんの!!!!!!!
ゥワッッッッッッッ!!!!!!!(てぇてぇにやられて語彙力ごと爆発四散する私の絵文字)

なにより、ボイス追の口調を見てほしい。「あたし」「〜よね」などの砕けきったこの口調を!! 夢追さんは過去に配信「リラックスするとこういう口調になる」ということを話していたんですけど、つまり「このボイス追は人ん家に勝手に入ってきて着替えてすらいない起き抜けの家主に遭遇してもリラックスをしている」とも読み取れるんですよね。
ウワァッッッッッッッッッッ!!!!(てぇてぇにやら以下略)


②チョコを渡されることへの慣れ

ここからはバレンタインボイス2023にフォーカスしつつ話していくんですけどもね、2023年追が「相手から自分がチョコレートを貰う」ことをあまりにも当たり前のように受け入れているんですよね。台本未公開部分なので以後セリフは全てニュアンスでお伝えしますけども、自分用だなんて一言も言われてないのに「どうせ自分用のチョコだし勝手に食べてもいいっしょ」と思って行動してる所とかが特にそう。

2022年追って「チョコを貰えるかもしれないと期待してお家に行ったけど、実際は物置の掃除要員で呼ばれた」という状況をガッカリはしながらも割と素直に受け取ってるんですよ。要はチョコに対して「もしかしたらもらえるかもしれない……!」程度の期待しかしていないんです。相手の照れ隠し(かただの悪戯)(多分前者)でめちゃくちゃ遠回りをさせられても、それを受け入れちゃう「不慣れさ」自己肯定感の低さ(または期待をした結果自分が傷付くのを防ごうとする防衛本能的ななにか)が垣間見える。

なのでそんな2022年追に市販品を食べさせて好みを探る実験をした場合、「僕用のチョコの甘さを見定めている……!?」と期待をしつつも「いやでも夢追と同じような味覚を持つ人間に渡すための実験かもしれない」などと解釈する可能性すらあると思うんです。正直ここはオタクの妄想ではある(ここまでツラツラ書いていること全部オタクの妄想だよ)。

それに対して2023年追ですよ。2023年追、チョコの味を探る実験自分用だと的確に認識してるし、どこかに置かれていたチョコレートも自分ものだと自信を持っ(て勝手に食っ)てるし、なにより「お相手」への解像度がめちゃくちゃ高くて、相手のツンデレを的確に理解していた上に、昨日手作りしてたから朝起きるのが遅かったと理解してるんですよ。ヒィ、「お相手」に慣れてらぁ……。

勝手にチョコを食った2023年追が「でもあれ食べていいやつでしょ?」と問うた時、お相手が咄嗟に「違う」と否定するじゃないですか。多分あそこで2022年追だったら「違うの?!」と1回相手のツンデレ(※実際夢追用だったことがその後の展開から分かるので、お相手の否定は照れ隠しだと推測できる)を素直に受け止めてしまうと思うんです。なぜならそこまでの自己肯定感(=自分が相手から好ましく思われている自覚)がないから。「物置の掃除要員」を受け入れちゃった件がまさにそう。でもそれがないのは「慣れてる」からなんですよ。相手の、そういう、ツンデレ的な、ムーブに!!!!!

なにより、2023年追はチョコのお返しに対して「毎年悩む」と口走るんですね。もしこれが2022年追の翌年の話だった場合、「毎年」とは言わずに「去年も悩んだ」と言うはずじゃないですか。つまり少なくとも2022年追の頃から丸2年は経っているんです。なんならそれ以上。丸2年以上も関係が続いてりゃそら慣れて合鍵も使いこなすし平気な顔で家主の睡眠中に上がり込むしリラックスして口調も砕けるしそこにあったチョコも勝手に食うし相手のツンデレも昨夜の行動も見抜くだろうな!!!!!!

ヴワァアァッッッッッッッ!!!!!!!(てぇてぇに以下略)

まとめ

しかしここまでツラツラと書いてきて改めて思ったんですけど、夢追翔、ボイスの行間を読ませるのが上手すぎんか? 関係性オタクだからそれが出来るんですか? 関係性オタクに読ませるつもりで「やろうと思えば昨年のボイスと地続きだと捉えられるボイス」を出したんですか?冒頭でも言った通りクリティカルヒットですありがとうございました。

いやね夢追さんのボイスは本当に相手のセリフがないとは思えないぐらいに情景が浮かぶから凄い。まぁ私は無から有を生み出すことに長けているので、ボイスになっているシーンの情景どころかボイス追とお相手が重ねてきた丸2年以上の日常が走馬灯のように駆け巡りましたけども。それはただの虚妄。

「こっち(お相手)の家でアニメ鑑賞をするんでしょ?」というセリフからも、お相手はお家デートの流れでチョコを渡そうとしてアニメ鑑賞という名目で家に呼んだんだろうなと考えられるし、朝早く起きてこっちの家に来ていた夢追を見て目を丸くするほど驚いたのは、「夢追が早起きなんてするわけないから、朝起きたら夢追が来るまでの間にラッピングして渡す準備を整えておこう」とか考えてたからなのかもなと想像出来たりする。本当に解像度が高いから行間爆読みオタクが無限に行間を読んでない話を錬成してしまうんですよね。正直超楽しかった。

あと2023年追の最後のセリフもめっっっちゃくちゃ良かった。そうするように促すのは、普段別の家で暮らしているからあまり見ることの無い起き抜けの姿でちょっとドギマギしたからなのだろうか。それともシンプルにお相手がすげぇ雑な服を着ていたからなのだろうか。もしかすると「薄着すぎるぞ(=ガード力が低すぎるぞ)(婉曲表現)」と思ったからかもしれない。カプ厨(かべのすがた)的には最後の選択肢だとめちゃくちゃ嬉しいし、なんなら相手がそのセリフのニュアンスを感じ取って「バカッッッ!!」とか言いながら自室に戻って着替えてて欲しい。カプ厨元気でチュウ。


最後の最後にクソ元気なカプ厨(かべのすがた)が顕著に出てきてしまって大変申し訳なかったんですけど、それでも夢追翔のバレンタインボイスは2022も2023も本当に最高の作品だったし、合わせて聞くと更に美味しく食べられるので無敵だと思います。今後は辛くなったらこの2人の事をこねることにします。

本日の総括。ボイス追×お相手はてぇてぇ。

以上です! ご清聴ありがとうございました。

【追記】
ここまでの感想は「私はこう思った」というだけの話なので、付き合ってないような読み取り方だって全然できますし、なにより私が勝手に2022と2023を地続きだと思って喋っているだけなので。基本的には独立したもんと思って聞くのが正統派だと思います。解釈のひとつがこれだったというだけです。マジで私の感想を見て「ガチ恋案件かぁ〜 買うのやめよ」みたいな方は出て欲しくないので一応書いておきますね。今回も夢追さんは聞き手に解釈を委ねられるようにボイスを作っているので、ご購入の上ご自身で確認していただくのがベストだと思います。

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