人類により引きこされた危険な気候変動という作り話-CO2温暖化論の誤りを指摘する重要論文の要約(1)

Robert Carter氏による総説
<原文>The Myth of Dangerous Human-Caused Climate Change                  <著者>Robert M. Carter (オーストラリア)
Professor, Marine Geophysical Laboratory (Node C), Sporing Road South, James Cook University, Townsville Qld 4811.                                                    <要旨>                                                                                                            “人為的な地球温暖化”は21世紀初頭、環境における世間の大きな関心になっている。強力な温暖化警告家グループは、現在、国連(以降UNと略す)や、ほとんどの西側諸国、ほとんどの自由メディア、多くの大企業(破綻前のエンロンを含む)、主要な教会、ほとんどの科学組織、そして一般世論の大部分で構成されている。この協業体は出来上がっているが、それにもかかわらず、人為的な気候変動の危険性、に関する科学的なコンセンサスはない。故に、世間における警戒レベルと、科学的正当性の間で、大きな対立がある。どうすればいいだろうか。                                                                                民主主義では、個々の科学者や政府および国際的な研究機関、NGOおよびその他のロビーグループによって提供された、気候変動の仮説について、メディアは事実を一般に伝える役割を担う。全体として、メディアは気候変動における警告者側の説明を報道してきている;彼らは、気候科学の特徴である不確実性の程度、もしくは人類に関連する多くの本質的な事実をバランスよく集約した情報を、報道する事には確実に失敗している。                            気候変動とは、気象問題であるのと同時に、地質学的問題でもある。自然な温暖化と寒冷化の両方の気候変動は、確かに社会的な危険ではある。我々は通常、地震、火山噴火、津波、洪水などのイベントに関する正確かつ証拠に基づいた一般的な情報を、国家の防衛組織と一般市民に提供する事によって地質学的な危険に対応する。その後、被害イベントが発生した場合、それに対しても対処する。他の主要な自然災害に関して言えば、極端な気象災害に対する適切な準備は、悪影響が発生した場合に緩和および管理する為にある。特に危険な寒波の場合にはそうである。人間の二酸化炭素排出量を削減することで「気候変動の停止」を試みる事は、全くの無駄で、かつ費用のかかる手段である。合理的な気候政策とは、その兆候や因果関係に関係なく、危険な変化が発生した場合での適応に基づかなければならない。                  現在の問題は、気候変動そのものではなく、現実には常に私たち自身にあるという事である。むしろ問題は、第一に、自由メディアが“人為的な気候変動”と言われている事象に関する事実と、自然の気候変動によって引き起こされる危険性について、大衆に知らせる事を失敗している点である。そして、第二に、温暖化を警告する多くの集団が保有する既得権益である。これらの利権構造には、明らかな商業的利益受給者だけでなく、人為的地球温暖化仮説に関する大きな不確実性を無視し、なおかつ黙っていた多くの科学者や科学界の管理者達も含まれる。それは、彼らにとってそうする方が適しているからである。世論はまもなく、世界中の経験豊かな編集者や鍛錬された調査ジャーナリスト達が、知らぬ間に霧散していった事の理由の説明を求めるであろう、 「自己誘発された罪悪感、ポリティカルコレクトネス(政治的正しさ)、地球温暖化への警告というこじつけを成り立たせる特別に関心を引かせる手段」、が打ち上げられる前に何故そうしたのかを。                            ==============
人類により引き起こされた危険な気候変動が、事実、もしくは捏造であるかは、各々が信じる情報の選択による。我々の多くは、この観点の中で、相当に正しい、もしくは、可能性は低いが有り得る、というスタンスの間で備えている。
John Roskam, Australian Financial Review, 2006.
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Professor Emeritus William Gray, Colorado State University, 2006.
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