大気中に増加した二酸化炭素(CO2)の環境への影響について-CO2温暖化論の誤りを指摘する重要論文の要約(2)
オレゴン請願書による総説 <原文>Environmental Effects of Increased Atmospheric Carbon Dioxide <著者>ARTHUR B. ROBINSON, NOAH E. ROBINSON, AND WILLIE SOON Oregon Institute of Science and Medicine, 2251 Dick George Road, Cave Junction, Oregon 97523 著者:アーサー・ロビンソン、ノア・ロビンソン、ウイリー・スーン/オレゴン科学医学研究所 <要旨> 大気中の二酸化炭素(CO2)濃度上昇による環境への影響を検討した研究を総括すると、20~21世紀初期のCO2濃度上昇は天候や気候に対して、何ら悪影響を及ぼしてはいない、という結論に達します。更には、CO2濃度の上昇は著しく植物の成長量を増加させました。化石燃料の使用量増加やマイナーな温室効果ガスCO2濃度の増加が将来の気候へ有害な影響を及ぼす、という予想は現在の科学的知識とは一致しません。急速に拡大する原子力と化石燃料エネルギー使用による工業社会の、地球環境への影響を検討しました。 <議論の全体のまとめ> ・世界中の政治主導者たちが1997年12月に京都に集結し、CO2を中心とした温室効果ガスを削減する為の世界的条約の締結を目指した。 ・当筆者らが1998年に当課題を概観した際、気象衛星によるデータは期間が短く、中間的な気温変化の傾向が観察された程度だった。 ・現在では更に情報が増え、この課題に対するより良い回答を示す事が出来る。 ・当筆者らが1998年に当課題を概観した際、気象衛星によるデータは期間が短く、中間的な気温変化の傾向が観察された程度だった。現在では更に情報が増え、この課題に対するより良い回答を示す事が出来る。 ・過去3000年において、地球の平均気温は3度以内で変動していた。 ・図1で示す通り、現在は小氷河期からの回復期にある。 ・図2で示す通り、氷河の後退は一貫して起こっており、気温上昇に20年程遅れて発生する為、現在の気温上昇は1800年ごろから始まった事になる。
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