宇宙気候学:新しい理論の出現-CO2温暖化論の誤りを指摘する重要論文の要約(4)
ヘンリク・スベンスマルクによる総説 <原文>Cosmoclimatology: a new theory emerge <著者>Henrik Svensmark, Director, Center for Sun-Climate Research in the Danish National Space Center, Copenhagen, Denmark; 著者:ヘンリク・スベンスマルク 太陽-気候研究センター所長、デンマーク国立宇宙センター、コペンハーゲン、デンマーク =============== Henrik Svensmark draws attention to an overlooked mechanism of climate change: clouds seeded by cosmic rays. ヘンリク・スベンスマルクは見過ごされてきた気候変動の機序に注目する:宇宙線により種が生じる雲 =============== <要旨> 宇宙からの宇宙線の強度の変化が地球の雲の状態を変化させる。最近の実験により、宇宙線から解放された電子が、エアロゾルの形成をどのように後押ししているかが示された。それは雲の凝結核の塊の形成である。一方で南極での変則的な気候の傾向は、気候変動の誘導における、雲の役割を証明している。太陽の磁場活動による宇宙線の流入量の変動は、10年、100年、そして1000年の時間間隔でも、上手く説明できる。更に長い期間において、太陽系における変化する周囲の宇宙環境は劇的な影響をもたらしてきた、それは全球凍結のエピソードも含む。暗くて若かった頃の太陽のパラドックスによる、新しく考えられる影響についても紹介する。
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