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役に立たないことが大事な時代へ

と言われたら、あなたはどう思いますか?

現在のいわゆる「お仕事」は、利便性を上げたり、不満をなくしたり、時間を短くできるとか、コストを落とせるとか、効率化できるなどなど、「役に立つこと」が前提で動いています。効能があることをお金でやりとりしています。

効能があることは、目的も対処法もプログラム化しやすく付加価値がつけづらくなっていきます。残念ながら、対処法を考えてプログラム化することもAIが判断する流れには逆らえません。今は生産性、効率化、さらには失業率を下げることが社会のKPIとなっていますが、そのうち機械化率とか、無人率など別のKPIに置き換わっていくでしょう。日本の感覚だと、10年ぐらいかかるのかな?アメリカの西海岸とかだと3年後、中国でも遅くとも5年後でしょうか?

一方で、子供の遊びとか、アートとか、スポーツ、レジャー、アウトドア遊び、研究や探求、DIYなどなど、いままで余暇でやると思われていたものが価値を増していきます。生産性の高いことが褒められた時代から、役に立たないけど熱中できることを紹介できることが羨ましがられる時代が到来するでしょう。今もすでにそうですが、余暇の楽しみ方を教えてくれる人が求められています。遊ぶことを考えることにも頭を使いますし、試行錯誤が必要ですし、仕事以上にアクションやトライ&エラーが必要だからです。

社会が生産性とか声高に叫んでいる時代だからこそ、その先を見越して非生産的な遊び方を極めておくことをおすすめします。自分の心から楽しめることを発見して、試行錯誤してその道を極めて、他の人に伝播することは、次の時代の起業となるでしょうから。

今週は以上です!

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