収束的妥当性と弁別的妥当性
心理学で性格や態度や価値観を測定する時には,質問紙形式のアンケートがよく用いられます。そこでは,質問文(疑問文になっていることもそうではないこともあります)と,いくつかの段階からなる選択肢(あてはまらないを0点,そこからいくつかの段階を経てあてはまるを5点とか)を複数用意して回答を求めます。
あくまでも質問は質問であって現実ではない,というのが基本的なスタンスです。文章で尋ねても正直に答えてもらえるとは限りませんし,ちょっとした言い回しで回答が変わってしまうということも,実