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「月の庭(BATLE EDIT)」のコメ欄に書いたクソ長文をこっちに引っ越しました(クソ長かったので)

◆ここからクソ長い長文のスタートです

いいですか。古のインターネッツとは、隙自語…つまり、隙あらば自分語りをし、その文章量で殴り合っていたのです。2ちゃんだってそうでしょう。BMS界隈だって、例外じゃあなかったのです。最近も、ここに来るまでに見ませんでしたか? やたらクッソ長い、意味があるようであんまりない、謎の自分語りが…。そう。BOF:TTのイントロダクションですね。あれなんかまさにそう。この2024年においては、そもそもあれがなんなのか、なぜ冒頭に置いてるのか、誰も分からなくなってしまったのです。失われたタイムラインの残滓なんですね。あれ。それを頑なに守っている店主なんです。青色マンボウ氏は。今の時代、最も排除されているもの……それは隙自語!好き勝手言やいいんですよ。どうせ誰も読まないのだから。なので、俺も書くぜぇ~!!!

◆映像(Mentalstock)

ご存じの方もいらっしゃるかもですが、Mentalstock先生はARMYTOMの奥さんです。plugout4の頃に結婚して10年以上経過しましたが、な、なんと…!

初のコラボ作品なのです…!

みてください、この美しさ

BOF20周年を記念してリリースする作品ですから、BMSによって結ばれた者の合作ほど、適したものは無いのではないでしょうか。

余談ですが、HDLV先生とのコラボ作品「OMEGA XIII」の映像も、このチームの作品のどこかに隠れているかもしれません…。探してみよう。

◆月の庭(BATTLE EDIT)

2024年2月29日の閏日にリリースしたアルバム「Astral Sphere IV-BATTLE SYMFONY-」収録の同盟楽曲をBMS化。もともとは「20の断片」というアルバム曲だったものを、セルフリミックスしたものです。

「月の庭(BATTLE EDIT)」含め、14曲も収録!すごい!

( https://atmspr.booth.pm/items/5537267 )
※買ってくれてもいいのよ!

これはARMYTOMがいずれ作ろうと思っているゲーム用の楽曲として制作したもので、ゲームBGMを意識したループ・ミュージックになっており、「機人と機神が戦う砂漠の世界」で流れるバトルのテーマを想定しています。「Cydonia Mix」の方はバトル終了後のリザルト画面で流れるイメージ。ゲームシナリオ・世界観・歴史なども膨大な文章・データは既にある程度存在していますし、元大手ゲーム会社のプロデューサークラスも経験しておりますので、時間と予算があれば製作は可能です。アラブの石油王の支援を心よりお待ちしております(マジで)。

多少真面目なことも書きます…か

◆本BMSの特徴(難易度でジャンルが変化)

この楽曲は、難易度によってMIXが変化する仕様になっています。
バックグラウンドは同じですが、リズムやベースの違いでサブジャンルが変化します。

NORMAL: ☆2
シドニア・ミックス
(Cydonia Mix)
…2010年代、チルなインテリジェントジャングル系ハーフステップDNB風。もっと細かく分類すると、インテリジェントは90年代後半、ハーフステップは2015年頃なので、色々混ざってます。

HARD: ☆6
オリジナル・ミックス
(Original Mix)
…1990年代DNB風。あまり変化しないBREAKBEATが逆によい。よくない? 便宜上ミックス名が付いていますが、こちらが本来の「月の庭(BATTLE EDIT)」です。

ANOTHER: ☆8
キラー・ミックス
(Killer Mix)
…2020年代JUNGLE風。跳ねるベースに雑なAmenと機械的なボーカル乗せてく系です。古臭いのが逆に新鮮? なんとなくですが、Amapianoとか、あのへんのぼわーんとした奴らと若干共通のなにかを感じます。

という感じで、これ一本でジャングルの歴史がちょっと味わえるという、お得なBMSなのです。また、難易度による楽曲変更は、過去のBOFチームに存在した「lopears」をイメージしています。「lopears」はうさぎ、うさぎといえば月、ですよね。それは日本だけか。

lopears (c)ポヨ/斉藤アキ
https://twitter.com/appo_yo_deyo

自分がたまに使うアイコンのうさぎは、このlopearsの右端の「Neko」ちゃんです。せっかくなので、lopears EPのジャケも貼っておきますね。

lopears EP(c)ポヨ/斉藤アキ
https://twitter.com/appo_yo_deyo

◆DOUBLE PLAYをはじめよう!

「月の庭」の5KEYSは、DOUBLE PLAYを始めるのに最適な譜面構成になってますので、DOUBLE PLAYやったことないよー、という方にお薦めです。
3譜面とも基本的には「分割譜面」といって、シングルプレイをパート別に分けています。なので実は、プレイしやすくなったシングルプレイ譜面、なのです。真面目な話。

☆8も一見難しそうですが、視覚的に判別しやすいようになっていますので、ステップアップしながら挑戦してみて下さい。
いつかはhi-lowさんが制作した、鬼のようなクッソ高難度のANOTHER DP譜面にも手が届くかも…!?

◆原曲「月の庭」の、さらに元ネタ

原曲である「20の断片」の「月の庭」には、更に元ネタが2つあります。ほっといても誰も深堀りしてくれないから自分で書いていくスタイル!!!

「BEAKER」
/冒頭から出てくるベースラインは「BEAKER」のベースをオマージュしたものです。

「陰陽」/ピアノのメロディラインはそのままですが、実はスクラッチのリード音(ベベベベベッ!てやつ)が「陰陽」のヴォコーダーをオマージュしたものだったりします。ベベベベベッ!はそれぞれ、「黒い節榑(ふしくれ)、暗い洞窟、月下美人、割れた鏡、雨に散る花、銀色の森、水のかけら、時計の針」を意味しています。Another ver.のリリックに関連するのかも。

さて「BEAKER」「陰陽」といえば、2003年に公開した「plugout1」の収録曲なので、BMSの歴史を語るにも「月の庭」が最適だったわけです。では、なぜこの2曲をマッシュアップしたのか。それにも深いような深くないような理由があるのです(あんまり深くはないです)。

「月の庭」が出来た経緯

◆そもそも、ふぎ(Bitplane)のお気に入りの2曲だった

特に「BEAKER」がそうで、その2曲を個人的にマスタリングしてARMYTOMにプレゼントしてくれたりとか、謎に気に入ってもらえていたという経緯がありまして。だったらマッシュアップしてみようかな、というのがそもそも「月の庭」を作る発端だったのです。

なので、このチームでふぎ(Bitplane)が参加するなら「月の庭」が一番しっくりくるな、と。…とはいえ、ARMYTOMにしか分からない感覚なので、多分「なんで敢えて既存曲で?…そしてなぜこの曲?」と思われる方もちょっぴりいるかもしれないし、まあ読んで面白がる人もいるのかなあと思い、ここに至った経緯を書いてみました。ここに書かなければ多分一生書かなったことでしょう。

◆このクソ長い長文の感じが、黎明期のBMS界だった

BMS作者やプレーヤー、素材クリエイターやレビュアーがそれぞれのホームページ(…今で言うところのSNSを、各々が自力かつ、独自に作り上げたもの。オンライン上の自分だけのスペース)を勝手に作り、好き勝手に色んな事を自分語りし、書きなぐり続けたのです。人んちのBBS(誰でも自由に書き込める掲示板のこと。Bulletin Board Systemの略であり、バックスピンスクラッチではない)にも隙あらば自分語りをし、それに自分語りを返したものです。SNSでは禁忌な行為ですが、だから息苦しいんだよね、とも思ったり思わなかったり、したりしなかったりします。てかまあぶっちゃけ、この論調も今思いついただけなんですけどね。でね、ほら。っぽくなってきたでしょ。BOFのイントロダクションも、我々のチームのコンセプトである「失われた世界」の一つであり、ロストテクノロジーであり、オーパーツみたいなもん……なのではないでしょうか。もう何が言いたいのか自分でも分からなくなってきた。終わります。

-了-

BOF:TTチーム「The Tower」楽曲「月の庭(BATTLE EDIT)」
https://manbow.nothing.sh/event/event.cgi?action=More_def&num=429&event=146


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