マスクはいつから?
日本国内でマスクが初めて使われたと認識されている最も古い使用例について調べてみました。
• 1870年代後半:
日本で最初のマスク使用は、明治時代初期の1870年代後半と言われています。この頃、医療現場で西洋式の衛生概念が導入され始め、医師や看護師がマスクを使い始めたとされています。
• 1918年以前:
一般市民の間では、1918年のスペインかぜ流行以前から、工場労働者などの間で粉塵対策として使用されていた記録があります。
• 1918年:
スペインかぜの流行により、一般市民の間でマスク使用が広く普及し始めました。この年が、日本社会全体でマスクが使われ始めた重要な転換点となりました。
これらの情報は歴史的な記録に基づいていますが、マスクの使用がさらに古い時代にさかのぼる可能性もあります。日本の歴史において、マスクの使用は徐々に発展し、普及していったと考えられます。
• 1918年頃: スペインかぜの流行で、マスクの使用が始まる
• 1920年代: 花粉症対策としても使われ始める
• 1950年代: 工場労働者の間で、粉じん対策として広がる
• 1960年代: 大気汚染対策として、街中でも使用が増える
• 1980年代: 花粉症の増加により、春先の使用が一般的に
• 2000年代: インフルエンザ予防で、冬の使用も増加
• 2020年: 新型コロナウイルスの影響で、年中使用が一般的に
このように、病気の予防や環境対策など、様々な理由で少しずつ広まっていきました。
特に大きなきっかけは、
スペインかぜ、
花粉症の増加、
最近の新型コロナウイルスです。
世界のマスクの歴史はどうなのでしょう
• 紀元前6世紀頃:
古代ペルシャ(現在のイラン)で、宗教的な理由から口を覆う習慣があったという記録があります。
• 14世紀:
ヨーロッパでペストが流行した際、医師が鳥のくちばし型のマスクを使用しました。
ちょっと想像すると笑えます。鳥のクチバシマスク。
• 16世紀:
中国の明朝時代に、宮廷の従者が絹製のスカーフで口を覆う習慣がありました。
• 19世紀後半:
近代的な医療用マスクの原型が、ヨーロッパで開発されました。
• 1897年:
ポーランド出身のフランスの外科医、ヨハン・ミクリッチ=ラデツキーが手術中にガーゼマスクを使用し、これが医療用マスクの始まりとされています。
• 1910年代:
中国で、ペスト対策としてマスクの着用が義務化されました。
• 1918年:
スペインかぜの世界的流行により、多くの国でマスク着用が広まりました。
このように、マスクの使用は様々な地域で独自に発展し、近代的な医療用マスクはヨーロッパで生まれましたが、公衆衛生目的での広範な使用は20世紀初頭のアジア(特に中国や日本)で先行していたと言えます。
マスクの起源を一つの国に特定するのは難しいですが、その発展と普及は世界中の様々な文化や医学の進歩によって形作られてきました。
海外からの観光の方は、日本人はマスクされてる人が多く、みな医者か?といわれたことがありました。
喉がおかしな時は、マスクすると楽だったりもしますが、マスクの無い生活と環境が良いなと思います。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?