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Inner Engineering: A Yogi’s Guide to Joy サドグル
明けましておめでとうございます。
本年も宜しくお願い申し上げます。
新年に投稿を予定していた、
イスラエルのWebマガジンLibrariansのシリーズのLives Lost 、ヨナタン(シャフィク)・リヒター氏の記事を翻訳する過程で、
彼がヘブライ語に翻訳したという、
サドグルの代表作『Inner Engineering: A Yogi’s Guide to Joy』
日本語では、『インナー・エンジニアリング 歓喜へ至るヨギの工学技術』
という本に興味を持ち、サドグルという方についてまず調べてみようと思いました。
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世界的に有名な方であるのに、わたしはその存在を知りませんでした。
サドグル(Sadhguru、本名:ジャギ・ヴァスデヴ Jaggi Vasudev)は、インド出身の霊的指導者、ヨギ、作家で、イシャ財団(Isha Foundation)の創設者です。
1957年9月3日にインドのカルナータカ州に生まれ、若い頃から自然や哲学に深い関心を持ちました。25歳の時、チャムンディ丘の山頂で深い内的な霊的体験を得たことが、彼の人生の転機となったとのことです。
1992年にイシャ財団を設立し、ヨガや瞑想を通じて自己成長を促進し、人々がより良い生活を送れるよう支援する活動を続けています。
イシャ財団は現在、教育、環境保護、社会奉仕の分野でも幅広く活動しており、世界中に支持者がいます。
この「イシャ財団」についても、もう少し踏み込んで知りたいですし、また多くのことを書けるかもしれません。
そうして、何かを読むことは、好奇心、curiousityは拡がってゆき、導かれるところに流れていくという気がします。
さて、この方のタイトルに書いた、この本の表紙がとても美しい。
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『Inner Engineering: A Yogi’s Guide to Joy』
美しい本は、それだけでもワクワクしたりするのは、わたしだけではないはず。
サドグルは、科学的かつ実践的なアプローチを取り入れた霊性の教えで知られ、伝統的な宗教や教義に縛られない方法で、多くの人々に影響を与えています。
また、国連などで講演を行い、精神的成長だけでなく、地球環境問題や社会問題にも積極的に取り組んでいます。
今では、皆さんと同じように、わたしも国連イコール善等とは思いませんし、平和の権威のような場所ですら、陰がないわけではないことを知っていますが、それでも何か良いものが抹殺されずに拡がっててゆくことには救いを感じます。
どのように彼の存在が広がっていったのか、知りたいと思いました。
サドグルの存在と彼の教えは、1990年代から徐々にインド国内外で広がり始めました。
1990年代:インド国内での活動開始
1992年、サドグルは南インド・タミル・ナードゥ州にイシャ財団(Isha Foundation)を設立しました。この財団は、ヨガと瞑想のプログラムを提供し、特に精神的な成長を求める人々に注目されました。
イシャ・ヨガのプログラムは、科学的で実践的なアプローチが評価され、多くの支持を集めました。インド国内では特に都市部の若い世代やビジネスパーソンに人気が出始めます。
2000年代:世界的な広がり
サドグルの活動は2000年代に入ると国際的に拡大し、特にアメリカ、イギリス、カナダなどの英語圏で広がりました。
イシャ財団は2006年にアメリカのテネシー州に「イシャ・インスティテュート・オブ・インナー・サイエンス(Isha Institute of Inner-Sciences)」を設立し、西洋社会に本格的に進出しました。ここではヨガや瞑想のプログラムを開催し、多くの人々が参加するようになります。
2008年、彼の最初の著書『Mystic’s Musings』が英語で出版され、これが世界的な注目を集めるきっかけとなりました。
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2010年代:メディアとテクノロジーによる拡散
サドグルはYouTubeやソーシャルメディアを積極的に活用し、彼の教えをオンラインで発信し始めました。これにより、特に若い世代を中心に支持が広がります。
彼はTED Talksや国連の会議などで講演を行い、その、カリスマ性とユーモアあふれる語り口で、幅広い層に受け入れられました。
2016年、代表作『Inner Engineering: A Yogi’s Guide to Joy』が出版され、ニューヨーク・タイムズのベストセラーリストにも選ばれました。この本の成功により、さらに多くの人々がサドグルに注目しました。
インナー・エンジニアリング 歓喜へ至るヨギの工学技術
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2020年代:グローバルな認知度の向上
サドグルは環境保護活動にも力を入れ、「Save Soil(セーブ・ソイル)」キャンペーンを展開しました。この活動は、国際的なメディアで取り上げられ、彼の名声をさらに高める結果となりました。
また、パンデミック中にはオンラインプログラムを強化し、リモートでのヨガ指導や哲学の講義を提供しました。これにより、世界中からさらに多くの人が彼の教えにアクセスできるようになりました。
なぜ、サドグルがこんなに広がったのか?
AIにきいてみましたら
1. 宗教に縛られない普遍的なメッセージ:
彼の教えは特定の宗教に限定されず、全人類に向けられているため、多文化社会でも受け入れられやすかった。
2. 実践的で科学的なアプローチ:
現代社会で通用する方法論を提供し、伝統的な霊性を科学と結びつけた。
3. カリスマ性とユーモア:
難しい哲学を分かりやすく、魅力的に伝える能力が支持を得た。
4. デジタル技術の活用:
YouTubeやSNSを活用したことで、若い世代にリーチしやすかった。
サドグルの影響は現在、アメリカやヨーロッパ、アジアの国々(日本を含む)に広がり、多くの人々が彼の哲学や実践から恩恵を受けています。
著書をご紹介していきたいと思いますが、先ずは自分で読まねばですね。
サドグルが講演を行った有名大学は以下の通りです:
• オックスフォード大学(イギリス)
• ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(イギリス)
• 国際経営開発研究所(スイス)
• スタンフォード大学(アメリカ)
• ハーバード大学(アメリカ)
• エール大学(アメリカ)
• ウォートン大学(アメリカ)
• マサチューセッツ工科大学(MIT)(アメリカ)
だそうです。
いま、多くの大学がmindfulnesses、瞑想的なもの、ヨガなども認めています。
昔はヒッピーのムーブメントの中とか、特殊な世界のような枠に嵌められていたと思います。
世界はSNSで本当に一瞬でつながることができ、ポジティブなムーブメントとなります。
同時に虚偽や偽物の洗脳などの罠の危険も、残念ながら沢山あります。
AIも同じですね。
いま、サドグルをyoutubeで検索したら、とてもユーモアのある姿を見ることができました。
ご興味のある方はどうぞ。
ヨガをやろうか。
そんなことをふと思った2025年、サドグルとの出会いです。
そうそうTED Talksも知らなかったのです。
年始早々、学びの流れに感謝。