あんずの思想
日本語が下手です。ご了承ください(機械翻訳+人力)
短文(当社比)
あんスタのストーリーが新自由主義社会を再現しているという解釈に同意した上での話
あんガルの「みんなが笑顔で暮らせる君咲学院」を目指すひまりの思想は多くの生徒に共感されて継承されたけど、あんスタの「アイドルという職業・存在の地位向上、そのために個々人は幸せな奴隷になるべき」という英智の思想はTrickstarによって完全に打ち砕かれず、「革命」じゃない「改革」だけがかろうじて行われ、結局すべてのキャラクターがESという会社に所属し、権力と資本の共犯者になるしかない構造が作られた。
あんガルでれいかという絶対権力が「生徒の幸せと自由への危害を排除するため」主に動いてたこと+基本的には隠居するポリシーだったのと比較される。
れいかが「自由を脅かす結果をもたらす」金花高校の支援金を返上したこと/マフィアおじさんのブラックマネーをあんずが気持ち悪いと言ってパスしたこと/それを渡された英智がESで有効に使うと言って受け取ったことからもその違いが感じられる。
そういう意味でも、ひまりに対応する存在は、代表格の英智よりも「みんなが笑顔になれる舞台」を望むあんずの方が近いと言えるだろう。
なお、ひまりの思想は転校生くんが受け継ぐから、姉弟が似た考えを持つことになる。ひひせんの𝓫𝓲𝓰 𝓹𝓲𝓬𝓽𝓾𝓻𝓮...
そう考えると、「ひひせんが書くあんずだけがES内部の抵抗勢力にとどまらず独立という決断を下せる」というのも別の解釈が可能。
サブライターが描くあんスタ!!のあんずは基本的にESアイドルの活動を補助するサポート役の妖精であるため、「ESの世界観」「ESの思想」の外に出ることができない。ガルあんずをベースにした日ストのあんずは、あんスタの世界に来る前から「競争主義世界の落ちこぼれ」「自由を提唱する革命家」「権力に媚びる人々によって迫害される生贄」のポジションを全て経験している。
実質男子校で女子生徒というジェンダー的マイノリティの経験は初めてだろうが、劣等生烙印が押されて無視されたTrickstarの無力感と内に秘めた怒り、権力の作用によって大切なものを失った嵐の悲しみと苦しみ、ESアイドル以外の存在たちの権利と主張を訴えるNEGIの恨みと勇気、プロデュース科やP機関から排斥された経験は、あんずが「新たに学んだこと」ではなく、「すでに経験して知っていること、思い出して共感できること」である。積み重ねられた当事者性があんずの積極的な行動に繋がる。
あんスタにはあんずより賢くて、あんずより多くの人生経験を積んだアイドルたちが登場する。ただESの目の敵にされると知りながらも反ES的な行動を止めず、脱ESまで至ったのはあんずだけ。「あんスタの世界」、「あんスタの思想」の外から来たあんずだけが脱体制を選んだ。
今後、(たぶん10周年目のストーリーで)ESと対立するだろうあんずの思想が『せえとかいちょお』の思想(=あんガル的思想)と一致し、彼女がとる行動が世界観の歴史の根本にある(権力者による)悲劇を慰撫する流れに組み込まれる。面白い。
今年はスタ10周年目の準備期間だろうけど、最近フラストレーションが溜まるのは、サブライターのあんずは肩書きが変わっただけで、相変わらずESアイドルのサポート役妖精さんだから。強い思想なんてないから。
来るだろうオーディション編の続きに「それ」を期待してみる。ナイス第一話で予告された何かが来てもサブライターのストーリーに反映されることはたぶんないだろうけど。だからこそ日ストのあんずの続きを、ガルあんずの続きの話を待つ。
待ちながら何かを作ってます。来週に出ます(察し)。
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