第77夜 何故こうなった？

今夜の写眞機は、AGFA OPTIMA sensor flashです。一見、一眼に見えますが、フラッシュ付きのコンパクトカメラです。

左下にアグファのマークがあります。そして、ペンタ部に見えるところにflashの文字があります。

それを持ち上げると、フラッシュが出てきます。開けたところにも律儀にflashの文字。

レンズは、AGFA　PARATRONIC　SOLITAR 40mm F2.8です。ピントはゾーンフォーカス。

鏡胴右は距離が書いてあります。でも、回すのは、文字のないローレットの方です。

左に距離指標。ゾーンフォーカスなので、こっちで充分です。

上部です。アグファと云ったら、赤ボタンですよね。

背面です。アグファらしい、ブライト枠の付いた、デカいファインダーです。素通しなので明るいです。

右サイドを外すとフラッシュの電池ボックスが出てきます。

底は、なにもないです。あれ？じゃ、どうやって巻き戻すのと思いますよね。

リワインドボタンは、こんなところにあります。でも、巻き戻しノブなかったですよね。実は、リワインドボタンをRに合わせると、巻き上げレバーが巻き戻しレバーになります。後はひたすら、レバーを巻き上げるのです。

背面右のレバーを下げると、カバーが開きます。そして、底も開きます。

開けるとこうなってます。巻き上げレバーの下がフィムルです。なので、巻き上げの軸も、巻き戻し側の軸も存在しません。全てはスプロケットで行います。なので、巻くとフィルムは出て行くことになります。

底が開いたのは、フィルムを入れやすくするため、軸が外に出るのです。

そして、巻くと出て行ったフィルムは、この中に入っていきます。只入るだけです。後は、巻き上げると、スプロケットが逆転して、フィルムがパトローネに戻っていきます。なので、巻き上げが重いです。それに、フィルムが軸から離れる感触がないので終わったのが分かりません。初めて使ったとき、終わったと開けたら、まだフイルムが残ってましたw

これまでで、充分に変ですが。ここ押すとバルブになります（謎）

どうも、ドイツ人が考えるカメラって、一見凄そうだけど、それを凌駕する抜けてる感が同居しているものが結構ありますね。