第124夜 ペンタねじ込みの最高級機
今夜の写眞機は、Asahi Pentax ES Ⅱです。ESの後継機で、回路設計の大幅な見直しを行って、またまた、中身が別物になってます。
露出計の記憶回路をIC化、絞り優先オート時のスローシャッターが8秒に改善、セルフタイマー機能が復活、アイピース・シャッター機構を実装、ファインダー部の接眼レンズのSMCコーティングと、そとから見た分には、変化が伝わってこないです。
外観で分かるのは、ELECTROSOPTMATIC表記がなくなったのと、セルフレバーですね。
ESのイケてなかった電池ボックスが消えて、セルフタイマーレバーが配置されました。
FP接点は同じですが、絞り込みレバーからMANの表記が消えました。
軍艦部です。ES ⅡのフォントがESと変わってます。
感度設定や露出補正は変わってないですね。
シャッターボタンのロック機構が付きました。
背面は、ファインダーがSMCコーティングされているけど、外からでは分からないですね。今ならSONY α7シリーズのT☆コーティングと云うことでしょう。
前面電池ボックスがマウント下部に移動しました。
この薄っぺらい銀色の板を押し込むと電池ボックスが開きます。
電池 は、1.5V銀電池G-13型 4個(エバレディS76EあるいはマロリーMS-76H)です。ESがeveready #544 6V silver batteryで、水銀電池はないので、4LR44になるんですが、ESⅡは、それをばらしたLR44×4で使う事になります。
タイトルで、ペンタねじ込みの最高級機と書いたので、これでねじ込みマウント機が終わりだと思ったでしょ?まだ終わらないんですよ。