第119夜 Vは、セルフタイマーのV
今夜の写眞機は、Asahi Pentax SVです。SVはアサヒペンタックスS3の後継機で、セルフタイマーが搭載されました。
SVのVは、ドイツ語のセルフタイマーを意味する、"Voraufwerk"より由来するそうです。
とは、いうものの、前面には、セルフタイマーのレバーはありません。
フラッシュ接点は、変わってませんね。
軍艦部です。ぱっと見て気がつくのは、カウンターが変わっています。
一見、感度覚えだけの様に見えますが、内周が感度設定で、指標に出ている銀色の爪を引っかけて回します。外周がセルフタイマーで、回して時間をセットして、タイマー横のボタンを押すと、タイマーが動きます。
タウンターが自動復帰になりましたので、裏蓋を開けると0にリセットされます。シャッターダイアルの横の穴は、巻き上げると赤くなって、巻き上げ忘れ防止のインジケーターなっています。
背面です。セルフのダイアルにVのマークが見えます。
底は、まだ変わらないです。S2から変わりませんが、リワインドボタンの頭にRの刻印があります。
外付け露出計のペンタックスメーターです。これも丸形です。角形も何処かにあると思うんですが。
裏側です。この個体もモルトが加水分解しています。
合体の仕方は、前回紹介したものと同じで、フィンダーに上から挿します。
シャッターダイアルのボスを合わせて、接続します。
アイピースカバーを閉じると、固定されます。
合体完了です。メーターだけだと結構個性が強いけど、一体化するとスッキリとまとまっています。
このメーターには、前回のメーターにはなかったバッテリーチェック機能が追加されています。
前から見ると、PENATXのネームプレートのカーブに合わせて、一体化する辺り、よくデザインされています。
さて、いよいよ残るは露出計の搭載ですね。