第114夜 日本のVPKはひと味違う
今夜の写眞機は、六櫻社(小西六本店)のPearletteです。日本ではパーレットで通っています。昨夜のピコレットの後を追い、日本でもVPKの対抗馬を登場させます、それがパーレットです。
1925年から1946年ごろまで、作られましたが、これは最晩年のタイプです。
前面のパネルには、近接撮影用のレンズの付いた針金枠ファインダーが付いています。起こせば、ピコレットと同じようにフィンダーとして使えます。
シャッターは六櫻社のEchoシャッターです。
こっちが絞りレバーです。レンズは、旭光学合資です。
矢来を伸ばしての構造はVPKそのままです。
反射ファインダーも同じです。これは縦位置。
こちが横位置なのも同じです。
シャッターレバーの構造は、ピコレットよりVPKに近いです。
側面です。巻き上げのノブはシンプルな形です。
反対の側面は右端にノブが見えます。
ノブを引くと背面が開きます。普通に便利になりました。
小西六なので、サクラカラーのシールがあります。
フィルム押さえの通し方の説明シールです。旧仮名遣いに時代が見えます。
赤窓巻き上げです。
切り替えノブが付いてます。4×6.5cmの8枚撮りと、3×4cmの16枚撮りに対応しています。
VPKよりは新しいとはいえ、80年は経っているのですが、結構綺麗です。やはり、カメラは金属製がいいですね。