第185夜 Tへのオマージュ
今夜の写眞機は、CONTAX TVS Ⅲです。CONTAXの高級コンパクトカメラです。
コンタックスT2をズームレンズ付きにしたようなTVS、ズーム操作を変えたTVS Ⅱと来て、TVS Ⅲでは、レンズにCONTAX Tを彷彿とさせるカバーが付きました。
ダイアルを回して、電源をONにすると、前面のカバーが開いて、レンズが伸胴し、撮影可能となります。
レンズは、Carl Zeiss Vario Sonner 3.7-6.7/30-60mm T*です。そんなに明るくはないですが、一般にコンパクトカメラのズームですから、こんなものです。
蓋の裏には、絞り値を表示する液晶があります。AUTOの時はPとでます。
レンズ脇のボタンで絞り値をシフト出来ます。
絞り値は、バーでの表示になります。
ファインダー周り、測距やらなんやらの窓達。蓋を閉めれば保護されます。
トップです。ファインダー部が少し盛り上がってますが、全体的にのっぺりとしてます。
左には、感度補正ダイアルがあります。
右は、電源スイッチを兼ねたピントダイアル、マニュアルで使う場合は、センターのロックボタンにて解除が必要です。後は、シャッターボタンと、ズームボタンですね。
背面は、デート機能を兼ねた、操作パネルがあり、フラットにはなってません。
フィンダーは視度補正付きです。
デート機能、ストロボ、セルフの兼用操作パネルです。大体この辺りから壊れてきますね。
それより最悪はグリップで、加水分解でベトベトになります。ドライボックスは入れら確実に溶けます。アルコールで除去しましたが、暫く放置したらまたベトベトで、今回も拭きました。ファインダー周囲も溶けます。
フィルム室です。当然オートローダーです。
フィルムの感度を設定するDX接点です。フィルムの入れ方シールが貼ってあります。
背面パネルにリワインドボタンがあるので、底は電池ボックだけ、蓋がとても高級コンパクト感のないダサさ。
買った時点でグリップを交換すりば良かったのですが、勝手直ぐに交換サービスが終了しました。結局、ベタベタグリップなので1回くらいしか使ってないですね。