第117夜 メーターの方が目立っている
今夜の写眞機は、Asahi Pentax S3です。見た目は、昨夜のS2と同じにしか見えませんね。
レンズが、スーパータクマーになり、シャッターレリーズで、1.絞り込み、2.露出(露光)、3.絞り開放までの一連の動作を自動で行う「完全自動絞り」になりました。なので、見た目に違いはないですね。
おでこの旭光学のマークも同じです。
フラッシュカプラーも同じです。
軍艦部のダイアル配置も変わりません。
左はS2と同じで露出計がないので、フィルム感度覚えです。
自動復帰しないカウンターは同じですが、シャッターダイアルが「等間隔式」に改良され、最速が1/1000sになりました。
ファインダーがクロスマイクロプリズムになりましたけど、外から見ている分にはS2と変わらないです。
S3から、アクセサリーとしてシャッターダイヤルの設定に連動する外光式露出計「PENTAX METER」が登場しました。
裏側の電池BOXがあります。画面右のダイアルのピンをシャッターダイアルに挿して連動させます。真ん中のモルトが加水分解で腐食していて、ペンタ部の上に黒い帯が付いてしまいます。
装着は、ファインダーの溝に上から差し込みます。パイルダー、オン!という感じです。
ファインダーのカバーを下ろします。合体!!完了です。
はめるときにシャッターダイアルの速度を合わせてはめると連動出来る様になります。
全体像です。上部のメーターの枠を回すと、ONになります。HとLの切り替えがあります。後は針のふれを見て、シャッター速度を変えれば、カメラ側のシャッター速度も変わります。
前から見るとジオンのモビルスーツの様ですね。ペンタックスに限らず、ミノルタもニコンも外付け露出計はみんな個性的なデザインで、面白いです。
S2からはシャッタースピードが増えたくらいしか変わってませんが、ペンタックスの一眼は、着実に進化してゆくのです。