第187夜 マーキュリー、フレンドシップ、そしてハイマチック
今夜の写眞機は、MINOLTA HI-MATIC 7 です。フレンドシップ7号と共に宇宙に行った初代ハイマチックをセレンからCdSに変えたハイマチックシリーズの2代目機種です。
セレンでなくなったので、前面はスッキリとしてます。故にデカさが目立ちます。
レンズはROKKOR-PF 45mm/F1.8です。レンズ上部にCdSの窓があります。
感度設定はASA800まで。
ピントリングには、指かがりがついています。ピントはmeterとfeetの両表記です。
シャッタースピードは、A・B・1/4~1/500秒で、絞りのAとAを合わせると、プログラムAEになります。AE時は1/15秒F1.8~1/500秒F22。
こちら側は、meter表記です。その上にシンクロ接点が見えます。
マニュアル時には非連動型の露出計でEV値で露出を合わせます。
シャッターは、SEIKOSHA LAです。
軍艦部です。露出計もないので、至ってシンプル。
巻き戻しノブの至って普通の形状です。
センターに機種名が入ります。中々センスの良いフォントです。
巻き上げレバーとカウンター。
背面です。持ちやすさを考慮してか、センターが厚くなってます。ファインダーは光軸上になく、左にオフセットされています。
裏蓋開閉用レバーは引き上げ式です。
底です。電池ボックスと、リワインドボタン。電池はH-D(MR-9)型水銀電池 1個です。
アポロでさえ知らない時代に、マーキュリー計画とか、フレンドシップ7号とか、グレン中佐と言っても、なんの事やらですよね。今からすると、よくあんなもので宇宙へ行ったものだなぁと思いますね。