第118夜 謎の存在
今夜の写眞機は、Asahi Pentax S1 です。Wikiでは、社内に明確な記録が残っていないために「謎の存在」とされているなどの記述があります。
Wikiでは、アサヒペンタックスS3の普及機にあたる輸出専用モデルとありますが、アサヒペンタックス S2 後期型のシャッター速を1/500秒にとどめた輸出用との記述も見つかります。S2からS3になってますので、どっちでもいい気がします。
ぱっと見、S2かS3か分かる人もそうそういないと思います。S1ですけどね。
いずれにしろAsahi Pentax の系譜の中の一台です。
レンズとAuto Takumarが付いています。プリセット絞りの半自動レンズです。
絞り値をセットしたあと、このレバーを操作すると、開放になりロックされます。明るくしておいてピントあわせをして、シャッターを押すと、レンズ後方のピンが押され、絞りが絞り値まで絞り込まれて、シャッターが開きます。
カプラー接点は、S2から変わってません。
軍艦部です。S1の表記がにないと、S2と区別は付きませんね。
巻き上げノブと感度覚えです。これも同じです。
自動復帰しないカウンターは、同じです。シャッタースピードが1/500に戻りました。輸出期なので安くするためか、それともS3との差別化の為かは、分かりません。以前載せたSP500も1/500だったので、輸出期は差別化を図っているのかもしれないですね。
背面も全く区別付きません。
底も同じです。
性能的にはS2でいいんじゃないのと思われますが、そういうどでも良いところが妙に気になっちゃうからカメラが増えちゃうんだと思います。