第130夜 シャッター音だけは中判並み
今夜の写眞機は、Kowa SEです。コルゲンコーワのKowaです。Kowaの一眼です。
一眼と云っても、レンズ交換は出来ません。なんたって、レンズシャッター機だから。一眼なんで、レンズを通った光をファインダーで見るのですが、でも途中にシャッターがあるんですよ。どうなってるの?
レンズは固定で、前から距離環、絞り環、シャッター速度です。なので、当然の様に、絞りの後ろにシャッターがあります。
シャッターは、セイコーシャSLVです。これがどうやって動くかというと
①シャッターボタンを押す。
②シャッターを閉じる。
③ミラーが上がる。
④遮光板が上がる。
⑤絞りを絞る。
⑥シャッターを開く(露光する)。
⑦シャッターを閉じる。
⑧絞りを開く。
⑨遮光板が下りる。
⑩ミラーが下りる。
⑪シャッターを開ける。
となります。遮光板が開いたり閉じたりするので、レンズシャッター機なのに、中判の様にバコンバコン音がします。
レンズシャッター機と云う以外は、特になにもないので、軍艦部もさっぱりしてます。
背面もなにもないです。
底には電池ボックスがありますが、出っ張ってます。三脚穴は光軸上にないです。
Kowaは今もレンズを作っていますが、昔はこんなのを作ってたんですよ。