第42夜 マガジン求む

今夜の寫眞機は、FUJICA RAPID S2です。ラピッドシステムによるフィルムの簡易装填が出来るカメラです。

プログラムEEで、ゾーンフォーカスという、一見普通のコンパクトカメラです。

なにが出来るわけでもないので、軍艦部は至ってシンプル。

背面もやたら端にファインダー付いてる位で、こちらもシンプル。

底面もなにもないですね。

肝はフィルム室で、このラピッドフィルムカートリッジ(24×24mm)でフィルムを装填します。フィルム供給・フィルム巻取り用のダブルマガジン方式なんですが、1個マガジンがないです。供給側から、巻き取り用へフィルムは送られて、空になった供給用が次の巻き取り用になる仕組みです。簡易装填ならどうみてもインスチマチックの様な一体型のが楽ですよね。後々カメラも自動装填に移行してしまうので、成功しても長くは続かなかったではないでしょうか。それにしても、モルトもボロボロですね。