第191夜 二代目にして最後の機械式
今夜の写眞機は、Nikon F2フォトミックです。Fの後継機です。基本的にFの改良なので、説明は端折ってまいります。
フラグシップ機として、Fの二代目になりますが、F3から電子シャッター機になってしまったので、機械式フラグシップ機としては、最後になります。F2フォトミックは、基本ボディにCdsを受光素子としたTTLメーターを内蔵したフォトミックファインダー(DP-1)を装着しています。
絞り込みボタン(外周枠は、ミラーアップが割り当てられています)とセルフレバーです。セルフレバーも離れても動きが分かる様に、白いラインが入ってる気遣いの細やかさがニコンらしいですね。
レンズ取り外しボタンと、シンクロ接点。レンズのリリースの回転方向は未だに慣れないw
お約束のカニ爪で、ガチャガチャします。ファインダー側に、レンズの開放値が正しく伝えられたか分かる表示窓があります。
軍艦部です。TTL内蔵なので、当然ファインダーはデカいですが、Fのフォトミックよりは、全然小さくなってます。
巻き戻しクランクの形状はFと変わりませんね
感度ダイアルとシャッターボタン。Fで一番評判の良くなかった、シャッターボタンの位置が、レンジファインダー的に位置から、一眼レフの標準位置に移動しました。シャッターレバーを20°動かすと、露出計がONになります。
露出計指針の表示とバッテリーチェックの表示窓です。上の銀のボタンがバッテリーチェックボタンです。
バッテリーチェック横のレバーは、フォトミックファインダーを取り外すレバーです。
感度設定のダイアルは、そのままシャッターダイアルに直系していて、露出表示を見ながら、露出を合わせればSSがセットされます。
背面です。ファインダー窓が大きくて良いです。ファインダー横のボタンはファインダー取り外しボタン。これを押しながら、フォトミックのレバーを下げればファインダーが外せます。
底ですね。裏蓋開閉キーと、電池ボックス。反対側はリワインドボタンと、ワインダーの連結部になります。
開閉はキーを起こして、Oまで回します。電池は1.5Vの銀電池2個で、フォトミックへ電源も供給します。
リワインドボタンとワインダーの連結部です。リワインドボタンは、多重露光のボタンを兼ねています。
最初からフォトミックが付いているので、デザイン的にはスッキリしてて、F3に結構近くなっています。Fのフォトミックは、いかにも後付け感満点の感じも捨てがたいのです。
この後、決定版的なF3が登場するのですが、電子シャッターになったので、以降スルーとなります。
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