第174夜 プラクチカ?いえ、プラクチナです
今夜の写眞機は、Praktina Fxです。昨晩のPrakticaの後継機です。世界で初めてシステムカメラとして提供された35mm一眼レフカメラです。
尖ったペンタが特徴のデザインで、マウントがスピゴットマウントになりました。
レンズ側面のシャッターボタンに角度が付き、ペンタコンらしさも出てきました。セルフも搭載されています。
レンズ左には、50mmの素通しのファインダーが付いています。
シンクロ接点は、FとX接点。各々エンボスで接点名が刻印されてます。凝ってますね。F接点が使えるのでFxです。
レンズは自動絞りで、絞り環がプリセットを兼ねていたものが、専用レバーになりました。リバーでチャージすると開放になり、シャッター半押しで、指定した絞り値に絞りこみます。
レンズ根元のスピゴットでレンズ交換が出来ます。CANONのFDと同じです。ただし、こちらは、スピゴットの前がボロっと外れる感じになりますので、落下率高し。そして、その下になにかレバーがあります。
レバー操作でロックが外れます。なんでしょうね、これ?
軍艦部です。ほぼ、プリズムの大きさのペンタ部がスリムで格好いいですね。
左は、巻き戻しノブで、根元はフィルム覚えです。
KWマークは右に移動してます。巻き上げノブは、ノブのすぐ下がカウンターで、根元がシャッターダイアルになっています。
背面です。固定ファインダーがあるので、ファインダー窓が2つあります。裏蓋の縁のデザインがなかなかお洒落です。
先ほどの謎レバー。あれを操作すると、ファインダーが外れます。なので、普段不用意に触れると、知らないうちにファインダーが落ちます。エキザクタを真似して交換式にしたのだから、ロックも同じにしれば良かったのに。
底です。リワインドリリースボタンと、右にワインダーの連結部があります。この当時からモーターワインダーがと思いますが、そんな筈もなく、デカいゼンマイワインダーが付きます。
背面はFX3と同じようにパカっと外れます。縁が凝った形状してますね。
もう一台ありますが、これは珍しく速写ケースが付いてます。古い革の匂いが好きではないので、速写ケースは処分しちゃうんですが、珍しく残してますね。
これ、レンズの頭が変形してます。スピゴット緩めたとき、落としたんでしょうかね、絶対そうですね。
機械的には見た感じはそんなに精度は悪く見えないですけど、グリスがだめですね。カチカチになっていてヘリコイドは固まる寸前です。それなのに、レンズやファインダーはするっと落ちるあたりが東ドイツかなとw
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?