見出し画像

第174夜 プラクチカ?いえ、プラクチナです

画像1

今夜の写眞機は、Praktina Fxです。昨晩のPrakticaの後継機です。世界で初めてシステムカメラとして提供された35mm一眼レフカメラです。

画像2

尖ったペンタが特徴のデザインで、マウントがスピゴットマウントになりました。

画像3

レンズ側面のシャッターボタンに角度が付き、ペンタコンらしさも出てきました。セルフも搭載されています。

画像4

レンズ左には、50mmの素通しのファインダーが付いています。

画像6

シンクロ接点は、FとX接点。各々エンボスで接点名が刻印されてます。凝ってますね。F接点が使えるのでFxです。

画像5

レンズは自動絞りで、絞り環がプリセットを兼ねていたものが、専用レバーになりました。リバーでチャージすると開放になり、シャッター半押しで、指定した絞り値に絞りこみます。

画像7

レンズ根元のスピゴットでレンズ交換が出来ます。CANONのFDと同じです。ただし、こちらは、スピゴットの前がボロっと外れる感じになりますので、落下率高し。そして、その下になにかレバーがあります。

画像8

レバー操作でロックが外れます。なんでしょうね、これ?

画像9

軍艦部です。ほぼ、プリズムの大きさのペンタ部がスリムで格好いいですね。

画像10

左は、巻き戻しノブで、根元はフィルム覚えです。

画像11

KWマークは右に移動してます。巻き上げノブは、ノブのすぐ下がカウンターで、根元がシャッターダイアルになっています。

画像12

背面です。固定ファインダーがあるので、ファインダー窓が2つあります。裏蓋の縁のデザインがなかなかお洒落です。

画像13

先ほどの謎レバー。あれを操作すると、ファインダーが外れます。なので、普段不用意に触れると、知らないうちにファインダーが落ちます。エキザクタを真似して交換式にしたのだから、ロックも同じにしれば良かったのに。

画像14

底です。リワインドリリースボタンと、右にワインダーの連結部があります。この当時からモーターワインダーがと思いますが、そんな筈もなく、デカいゼンマイワインダーが付きます。

画像15

背面はFX3と同じようにパカっと外れます。縁が凝った形状してますね。

画像16

もう一台ありますが、これは珍しく速写ケースが付いてます。古い革の匂いが好きではないので、速写ケースは処分しちゃうんですが、珍しく残してますね。

画像17

これ、レンズの頭が変形してます。スピゴット緩めたとき、落としたんでしょうかね、絶対そうですね。

機械的には見た感じはそんなに精度は悪く見えないですけど、グリスがだめですね。カチカチになっていてヘリコイドは固まる寸前です。それなのに、レンズやファインダーはするっと落ちるあたりが東ドイツかなとw

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?