第139夜 手ぶれ写真製造機
今夜の写眞機は、CANON 110ED20です。CANON 110ED20は、110フィルムを使用するインスタマチックカメラで、CANON 110EDから、ISO400対応と、シャッタースピードを1/1000秒に変えたのが110ED20です。
前面のシャッターをあけるとレンズが出てきて、撮影可能になります。閉じているとシャッターは切れません。
レンズは、CANON LENS 26mm/F2.0で、絞り優先EEです。
トップは、日付のインジケータと操作パネルがあります。
左橋に、日付のインジケータ、その手前にホットシューがあります。
日付のセットは左側面にあります。
右のパネルは、前側から、絞り、ピント、シャッターボタンです。絞りはお天気マークによる4段階の設定でF2、4、8、16。ピントは最短0.6mから無限遠。
背面です。露出がオーバーの時はファインダー内の右側に赤いLEDランプが、アンダーの時または手ぶれの恐れがある場合はファインダー内左に黄色のLEDランプが点きます。
背面はファインダーを残して開きますので、ここに110フィルムを挿入します。
フィルム室の横に電池ボックスがあります。電池は、4G-13型酸化銀電池
か、4LR44アルカリ電池1個です。
右の底面に巻き上げレバーがあります。これを押し込むと巻き上げられます。
アンダーの時または手ぶれの恐れがある場合はファインダー内警告黄色で点灯しますが、シャッター速度がいくつかは分からず、更にフィルムサイズが小さい上に、小さいボディーを左端で保持して、右を押し下げるので、気をつけて撮らないと手ぶれ写真を量産します。こんな簡単なカメラでも110としては高級機なので当時36000円もしました。