第175夜 本気のコンパクト
今夜の写眞機は、OLYMPUS XAです。米谷美久氏が現役で手がけた、最後のカメラです。
カバーをスライドすると、撮影状態になるので、レンズキャップもカメラケースも不要で、ポケットに放りこんで、いざと云うとき取り出して、スライドするだけで撮影するという、今ではお馴染みのスタイルを作り出したカメラですね。
つるっとしていて、簡単なコンパクト機と思いがちですが、中身はガチの露出優先EE機です。
レンズは、F.ZUIKO 1:2.8 f-35mmて、抜かりはありません。
レンズ下に、感度設定レバーと、ピントレバーがあります。
ピント操作に対応して、レンズ上部の距離計が動きます。
カバー横に、絞り設定のレバーがあります。
上部です。フェザータッチのシャッターボタンです。カバーを閉じてしまえば、シャッターボタンも塞がるので、誤って押すことはありません。
背面です。カバーを閉じるとファインダーも閉じます。フィルムセットのため、カバーは閉じても巻き上げは出来ます。
底です。電池ボックスと間違えて押さない様に、凹んだ場所にリワインドボタンがあります。グリップの下の位置に、レバーがあります。
このレバーは+1.5の露出補正と、バッテリーチェック、そして、セルフタイマーを兼ねています。セルフの時は、レバーが前へでるので、カメラを立たせることが出来ます。
左側面にフラッシュユニットをドッキング出来ます。
フラッシュの背面には使い方のシールが貼ってあります。
フラッシュは単三1本で、電池調達もし易い使用になっています。
自動露出とパンフォーカスでシャカシャカ撮れるコンパクトが沢山あるなか、ガチのコンパクトを出す辺りがオリンパスらしくて良いですね。