第198夜 白黒ドットはダイレクトの印
今夜の写眞機は、OLYMPUS OM-2です。OM-1と同時期に開発、設計されていて、機械式のOM-1に対して、OM-2は電子式シャッターを搭載しています。
外観の違いはさほどなく、フィルムのある部分の光を計測するTTLダイレクト測光による絞り優先AEを搭載している点がOM-2と異なります。ダイレクト測光用にシャッター幕には黒と白のドットパターンが印刷されています。
OM-2になって、前面にもロゴが入りました。リワインドクラッチとセルフレバーはそのままですが、ミラーアップがなくなりました。
マウント部のシャッターダイアルは変わりませんが、黒ボディーなので、文字が白文字になってます。速度はマニュアル時、B、1秒~1/1000秒、AE時、60秒〜1/1000秒です。
シンクロ接点は同じで、PF、Xの切り替えが付いています。
レンズ下のボタンは、Bにするときに、このリセットボタンを押し込んで、シャッターダイアルを回します。AE故の所作です。
絞り込みはレンズの機能なので変わらず、先ほどのリセットの表示は見えてます。
軍艦部では、絞り優先AEなので、露出補正ダイアルが搭載されたのと、露出計のスイッチが変更されました。
露出計のスイッチがONからAUTOに変わり、バッテリーチェックが付きました。MANUALにすると、 SPD受光素子によるTTL中央重点ダイレクト測光 (AE)ではなく、 CdS受光素子によるTTL中央重点測光になり、ファインダー内の露出計指針で露出合わせをします。
感度設定ダイアルが露出補正ダイアルに変わりました。感度設定時は、上に引き上げて回します。
ファインダー横に、バッテリーチェックランプが付きました。
背面はメモフォルダーがなくなりスッキリしました。
底は電池ボックスと、モードラ連結部、同じような蓋だけど、外側のデカい方が電池です。
電池がなくなるとミラーアップしてジ・エンドな機種なので買わなくても良かったけど、買っちゃいました。OMの御託に漏れず、モルトでプリズムが腐食してたので安かったから…