第204夜 万能と云う名の重駆逐戦車
今夜の写眞機は、OLYMPUS L-3です。フルスペックのブリッジカメラ、L-1からL-2へと機能強化して、それでもまだ足りなくて更に強化したのがL-3です。
色々詰め込んだ結果、プラボディーにも関わらず、約1kgの重量級。レンズ交換不要のブリッジカメラの利点も吹き飛ぶ重さに。
レンズも望遠側を強化したので、更に長く伸びる様になりました。ますます駆逐戦車感が増しました。
しかも、MACROまで入れちゃったので、怖い物なし。
レンズは、特殊低分散ガラスを使用したEDレンズで、35-180mm。望遠180mmあったら、まぁ困らないというか、この手のカメラでは持て余すのではないかと。
AFなので、ZUIKOではなく、OLYMPUS LENS。1:45-5.6と、広角は暗いけど、望遠はまぁまぁで、そのため径が49mmから55mmに拡張されました。
L-1に比べて、レンズ径でずんぐり感が増しました(L-10よりはマシ)。
レンズ径が増したので、ズームボタンが大きくなり、L-1より押しやすくなりました。
セルフと電源の配置は変わらずで、セルフ釦はうっかり押さない様に、凹みました。
ストロボはL-1がGN1.6~20で、L-3はGN1.4~28。マニュアル、ボートレートモード時は1/2000秒まで全速同調と凄いけど、使うのか?ブリッジカメラで。見た目はL-1の方が凄そうです。
シャッターボタン周り。シャッタースピードの釦がシーソータイプからスイングタイプに変わって、指の移動がし易くなってます。
アクセサリーシューは、L-1と同様にカバー付いてます。
後ろへ引き抜くと、シューが出てきます。
スポット測光の押しボタンの位置は変わらず。
背面パネルは釦が押しやすそうな形に割りました。
絞りの釦がシーソータイプになりました。スポットと露出にと、親指がなかなか忙しいカメラです。
裏蓋を開けた状態です。L-1とは特に変わってないです。
L-1の時に撮ってなかった、撮影済みのフィルムが入っていく入り口です。ここへフィルムの端を載せて蓋をすればオートローディングされ、後は撮ったところからどんどん裏蓋内へ入っていきます。なので、うっかり開けても撮った分は大丈夫…なはず。
シャッター周りとかは変わりなしです。
リワインドボタンはこの小ささ。ちゃんとグリップストラップはこを避けてます。
電池はここで、いちいちネジを回さないと開けられない。電池でしか動かないカメラなのに。
更にパワーアップし、これ一台あれば大抵のことはクリア出来そうです。でも、今の一体型デジイチの状況をみれば、大体察しがつきますよね。MBTにはならない様です。とっ、いうことで、L-1よりは高いけど3000円もしないで手に入ると思います。