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兵庫CS参加レポ 黒黄ルフィ

割引あり

はじめに

関西でワンピースカードをやっています、スズタカという者です。
今回は、2024年11月24日に開催されたエリア予選wave2へ持ち込んだリストの簡易解説を行います。

デッキを選んだ経緯やパーツの取捨選択の理由などを完結にまとめたものとなります。
今後、黒黄ルフィを継続してしようするなら、思考の一助となれると思います。

私自身は全くいい成績を残せませんでしたが、一緒に調整し、デッキリストやプレイ指針を共有していた「たくここ」さんが、8-2の成績でベスト16に入賞してくれました。

おかげで調整チームの意見として、最低限の説得力は持たせられる内容になっているのではないかと考えています。

また、本noteは拡散することで実質無料としていましたが、あまりにも拡散すらせずに購入する人間が多すぎたので、一応の値付けをさせていただくことに方針を変えました。

その分無料部分を従来よりも広くしております。

お読みいただき、気に入ったと思ったなら、投げ銭していただけると今後のモチベにも繋がり、ありがたく思います。

それでは参りましょう。

デッキ選択理由

兵庫CSには黒黄ルフィを持ち込んだ。
理由はざっくり2つ。

1つ目は、元々、黒黄ルフィをメインデッキにしており、デッキの動き自体も非常に好みであったこと。

2つ目は、環境トップの青ドフラミンゴに明確に有利かつ、黒黄ルフィに有利なデッキの多くが環境での立ち位置が悪く通りが良くなるであろう、と判断したこと。

以上、2点の理由から黒黄ルフィを持ち込むに至った。

調整過程はwave2の店舗予選が始まってから、公式3on3を挟みつつ約3ヶ月間。

普段お世話になっている調整グループのモチベーションが高く、めぼしいデッキが見つかり次第、片っ端から試していく3ヶ月だった。

店舗予選期間が終わっても、10月の公式3onに出られるチームがあったこともあり、グループ全体でモチベーションが比較的高めに維持されていた。
非常にありがたい環境だったと言える。

大会2週間前のtier表

そんな中、大会2週間前の時点で、当日に持ち込む価値があるデッキを絞り込んだ結果が以下のものである。

Tier1
ドフラ、黒黄ルフィ、ティーチ

Tier2
シャンクス、紫ルフィ

この5つが最終的な持ち込み候補に残ることとなる。

ここからは、各プレイヤーが好みや慣れで、最終的なデッキ選択をするに至った。
(後述するが、Tier自体はエリア予選でのパフォーマンスを踏まえた筆者の肌感覚)

個人的には

黒黄ルフィを避けきったドフラ
ティーチを避けきった黒黄ルフィ
ドフラを避けきったティーチ

のいずれかが、予選抜けを目指すにあたってベストな選択肢であると考えた。

また、自分で持ち込みたいとは到底思えないものの、シャンクス、および紫ルフィも有力候補であることを認めざるをえなかった。

それらは、回ったときのパワーが普通に高く、ありえないと切るには流石に強すぎた。

しかしながら、その2つは

  • 環境的な立ち位置が大きく良いと思えなかったこと

  • 上3つと比較してマッチアップ時点で優位を取れる主流な相手が多くなく、難易度の高い競ったゲームが多くなることが予想されたこと

  • その上で、競ったゲームを取るために必要な平均値や上振れ値が自分の望むラインではない、と判断したこと

の3点から、ドフラ、黒黄、ティーチよりは1段階低い位置づけに置くこととした。
それが、先のtier付けの意味合いとなっている。

そして、9ラウンドで当たる回数がそこまで多くないだろうとはいえ、最大母数のドフラミンゴとのマッチアップを割り切る選択肢はありえない、としてティーチを除外。

黒黄ルフィとドフラを比較したときに、明らかに慣れがあり、環境的にティーチへのガードが上がりつつある今はリスクも軽微と判断したことで、黒黄ルフィ>ドフラとし、デッキを固定した。

また、シャンクスの増加傾向に加え、対シャンクスへの自信ある立ち回りを自分の中である程度確立させられていたことから、環境的な立ち位置が良くなると期待できたことも後押し要素となった。

懸念要素はティーチの増加傾向と紫ルフィの入賞。

エリア予選が始まって以来、ティーチの活躍が目覚ましかったのは間違いないが、個人的にはティーチは目立って勝つデッキだとは思えなかったためあまり心配はしていなかった。

特に2、3週目の福岡、広島のように連続して結果を出してしまうと、どうしてもマークが激しくなる。
また、ティーチを狩りに行くデッキは素直なビートダウン色の強いデッキとなることから、黒黄ルフィの得意マッチが増える可能性が高い。

そのため、潜伏しているティーチ軍団が当日に噴くよりは、予め目立っていてくれた方がトータルでは助かる、という判断をしていた。

残った明確な懸念事項は紫ルフィだったが、これに関しては、もはやなんとかできるものでもないので、最低限の備えをして持ち込むことを決めた。

これらをまとめると、大まかな目安としては、予選での紫ルフィとティーチを合計2回以下までに抑えればギリギリ予選抜けの目あり、可能なら1以下。

それらを3回以上踏んでしまえば概ね目無しになるであろう、という予想である。

とはいえ、どちらのデッキも母数こそいれど、最終的な勝ち馬になりにくいと判断している以上、序盤に数を踏むこと自体が下振れであると判断。

適切に勝利を重ねられれば避けることは十分に可能であると結論付けた。

後は、当日のマッチング運が良いことを願うばかりである。

当日編

R1 紫ルフィ 先○
R2 紫ルフィ 後☓
R3 ティーチ 先☓
R4 ルッチ 後○
R5 紫ルフィ 後☓

当たりすぎだろ!!!!

まさかの3ラウンド時点で目無しラインが飽和
(当然の目無し。)

予選の完走を目指して続行した先では5ラウンド目に禁断の1日3度目の紫ルフィに死体蹴りをくらってノックアウト。
無念の2-3敗退となった。

使用したデッキリストと相性認識


エリア予選用に総合的なバランスを意識したリスト
自由枠をクザン、イワンコフ、兵隊に割り振っている

主観的なものとなるが、このリストでの対面相性は

ドフラ 65-35 有利 
シャンクス 52-48 五分、後手ゲー
紫 3-7 不利、気合
ティーチ 15-85 無理

ルッチ75-25 超有利
エネル 7-3 有利
ボニー 35- 65不利
フォクシー 4-6 微不利
ハンコック 6-4 有利
ベロベティ 6-4 有利
ナミ8-2 有利

といったくらいで認識している。
とはいえ、相性のレベルを黒黄ルフィ対面をある程度理解している前提としているので、エリア大会の中盤まではもう一回り良い成績が出せる自信はあった。

具体的に言うならば、ドフラ、ルッチ、エネルには8割方は勝つと考えていたし、浅いラウンドでなら、紫ルフィ、ボニー、フォクシーあたりの苦手なマッチも五分程度は見込めそう。
シャンクスにも6割は出そうだな〜くらいの見立てで参加していた。

フォクシーに関しては、ブン回られた時にかなりキツイのは間違いないものの、こちらのブン回りも相手が相当キツイということが分かり、ブン勝負が可能な分、まともな苦手マッチよりは1段階落ちるな、といった印象である。

有利認識にはギミック自体は有利なので立ち回りでそれを活かして押し付けていく方針、苦手なマッチに関しては外付けカードで補強し、やれる範囲で頑張ることを目指す。

必須枠と自由枠の選定

ここからは、持ち込みリストの簡易的な解説に移行する。

9弾環境の黒黄ルフィの必須枠は、前期の赤紫ロー環境と比較してかなり多めであると感じる。

これは、10ドン以降もゲームが継続することが多く、ゲーム内容は苛烈なものの、総合的なターン自体は長めの環境だからだと考えている。

そのため、早い段階でビタでパーツを揃える必要性が薄く、サボのルーティングを交えてのゲームメイクを視野に入れることが可能。
これにより、ギミック外のテックカード枠を採用する余地が生まれている。

また、今期は黒黄ルフィに対してある程度の削りを入れてくるリーダーが多い。
つまり、2000カウンターを用いて自発的に盾を剥がす必要性が高くない環境であると言える。

少なくとも自身が持ち込み候補に残したドフラ、ティーチ、シャンクス、紫ルフィ、ミラーマッチの5つのデッキは、全て黒黄ルフィに対して一定の攻撃を仕掛けることを前提としていた。

つまり、ライフを取り切るための要求は、実は前期ほど高くない。
これにより、ライフを剥がすことでしか役割を持てないマキノを無理やり採用する必要性が薄くなっていると考えている。

その上で、必須枠と考えるカードは以下の43枚であり、それ以外の7枠を仮想敵に合わせて組み替えるのが今期の黒黄ルフィであると考えている。

完全必須枠43枚

エースラインが2-2で必須なのは、サーチのヒット率を担保することと、4プリンによるハンデスをケアして子どもをボードに並べることが重要だからである。

前者は学園サボの増量などで誤魔化しは効くが、後者の誤魔化しは現状効かないため、エース採用は半ば仕方ない部分と言える。

以下は採用カードの簡易解説。



「三兄弟の絆」の4枚目

ほぼ必須

安定性を担保するために極力削りたくない1枚。

黒黄ルフィの安定性を考慮すれば、ガープと合わせて7枚もサーチがあれば回すこと自体は一応可能。

ただ、4プリン後のリカバリーを考慮するならば最大限デッキ内に採るべきカードであるのは間違いない。

今回は、青ドフラへの勝率を極力損なわないために誠意の最大枚数を採用。
ティーチ相手に安定して使えるサーチであることも地味に評価点。

実質的な必須枠だが、抜くものが見当たらなかった時に最後の最後に手を付けることを検討できる枠として、一応、必須枠とは別枠を設けた。

4クザン×2

イラストめちゃくちゃ好き

手札を失わずに殴れるクロック要員としての採用。
主要な仮想敵はティーチとミラーマッチ。

また、ゲームの流れ次第では、紫ルフィ、シャンクス、フォクシー、ボニーなどにも活躍が期待できる。

下げ札として見たときの4クザンは、設置のタイムラグがある上にドンの使い方も大振りなことから、非常に扱いが難しいカードとなる。

より正確に言うならば、扱いが難しいというよりかは、シンプルに噛み合い要求があるカウンターレス、というのがニュアンスとしては、正しい。

そのため、クザンを下げ札にカウントしたデッキ構築は行うべきではないと考えている。

下げ札を用いて除去を行わなければならない仮想敵が多い環境では、クザン以外に即効性のある下げ札か、直接的な除去札を採用するべき、というのが個人的な意見である。

ギリギリまで採用を躊躇したカードではあるが、ティーチ相手にプレイしやすいクロックであり、他対面にもギリギリ使える枠であることを評価して少数を採用することにした。

結果から言うと、ここだけは交換を考えている。

ティーチへの相性自体がクザンで劇的に改善するわけではなく不利なのは変わりないこと
苦手マッチの紫ルフィが7サンジ、9リンリンといった苦手カードを追加採用していることから、対策枠として中途半端な印象が抜けきらないのが主な原因。

片足の兵隊×2

試してみるとかなりアリ

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