ベネチアガラスとの運命の出会い
初めまして。アトリエトコです。数年前まで楽天市場でベネチアングラスのお店を運営していました。
楽天に出店をし、その後リアルでの販売も体験して、お客さんのニーズや趣向をもっと知りたいってことで、楽天は退店しまして、しばらくイベントなどを回っていました。また自ら古民家を借りて仲間とイベントを開催したり活動をネットからリアルに移し、その後BASEでお店を再度開いたという経緯があります。
現在のお店がこちら↓
現在は、当時の経験から、イベントの出店するときのハードル、イベント主催者としての業務の多さや連絡の煩雑さなど、もっとスムーズに活動ができないものかと思い、イベントに出店したい人とイベントを主催している人がスムーズにつながり、活動の幅がもっと広がるアプリ・ある・みるを開発中です。
物販に疲弊していた時に山の中でみたもの。
自分が楽天で店出している時に感じたのが、ハンドメイドの材料ってよく似たものしかないなという悩みでした。
そのため、真似ているつもりは全くなくても結果的に似たような作品が出来上がってしまう。
この悩みをなんとか解消できないものかと思いました。
元々中国で安価なアイテムを仕入れ、ちょっと利益を乗せて販売。そんな物販スタイルにもちょっと疲れてきた頃、私はある出会いをしました。
偶然出かけた山の中で見かけた看板。
それは、ガラスの森美術館の看板でした。まるで導かれるようにし車を走らせました。
そして出会ったのがベネチアンガラスというガラスでした。
運命の出会いと新しい悩み
初めて目にしたガラスは衝撃的でした。小さな花が埋め込まれたガラスビーズ。宝石のように美しく透明度が高いガラス。どんな技法で作られているのか?とか何を持ってこの芸術品が誕生したのか?
元々歴史好きの血が騒ぎます。私は色々な本を読みベネチアガラスについて調べました。そして、アンティークトレードビーズなど古い時代のビーズにも興味を持つようになりました。海外から色々なルートでまずベネチアングラスビーズを仕入れてみました。特にドイツの会社から輸入したビーズは美しく、ビーズに付けられた名前も覚えていきました。
本物を知らないから判別ができない。
その後ある悩みが産まれました。ネットを検索していると明らかにベネチアビーズでないガラスビーズをベネチアングラスビーズとして販売しているサイトが多いこと多いこと・・・
中国からもビーズを輸入しておりましたので、わかるんです。触り心地で違いが。
しかしよく考えてみると、本物を知らない人は本物を見分ける手段が無い。売っている人だって悪意があるわけでもなく、それがベネチアングラスだと思って仕入れれば(中国のサイトからだと平気でベネチアングラスと言って安く輸入できるんです)その通り売ります。
このまま伝統の灯りを消していいものだろうか?この歴史あるガラスをもっと広げたい。そしてこのガラスの背景にある歴史・重み・ストーリー。
偶然導かれるようにしてベネチアングラスに辿り着いた私だからこそ伝えていくべきでは無いのか?
そんな事を思いました。その結果、中国から材料を輸入するのを辞めて歴史あるもの・ストーリーが語れるもの・これからももっと先の時代に受け継いでいきたいもの。そんなテーマで商品を揃えることになりました・・・
続く