見出し画像

チョロ・アトレティ ~ 一部復帰から英雄帰還までの道のり~


ディエゴ・シメオネがアトレティコに帰還してはや9年。
セビージャ、アトレティコ、インテル、ラツィオと数々の強豪を渡り歩いたアルゼンチンのレジェンドが2011年に監督として舞い戻った。母国で着実に監督経験を積み、満を持して欧州のトップリーグに指揮する場を移したのだ。

2002-03シーズンにアトレティコは一部へ復帰して以降へスス・ヒル会長が退任し、現会長であるエンリケ・セレソが就任、再起を図るも前会長時代からの巨額な負債を抱え、チームも低迷の時期を送ることとなり、以降中位を漂うシーズンが続いた。

それから約10年数々のワールドクラスの選手達を排出していくも、チームとしての成績は安定しなかった。07-08、08-09シーズンとCL権を獲得したり、09-10シーズンには初代ヨーロッパリーグチャンピオンに輝くも、なんとも言えない立ち位置に国内では置かれることになっていた。
しかし、突如アトレティコをここ数年で欧州のトップクラブに押し上げることになった現監督が、古巣に帰ってきたのであった。

11-12シーズン、以前チームを率いていたグレゴリオ・マンサーノを招聘。アグエロ、デ・ヘア、フォルランを放出。ファルカオ、アルダ・トゥラン、ローンでジエゴ、ローンバックでガビをチームに加える。しかしチームはリーグで苦戦をし12月にマンサーノを解任する。

そして後任にアトレティコはクラブOBであり、"チョロ"の愛称で親しまれるディエゴ・シメオネを監督として招聘することになる。

シーズン中のこの決断が英断となり、クラブをさらに大きくするものになったのだった。

Taku

いいなと思ったら応援しよう!