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第66回 ACE Tokyo Meetup イベントレポート
この投稿はAtlassian Japan公式ブログからの転載となります。
こんにちは。アトラシアン株式会社でコミュニティ マーケティング マネージャーを担当している新村です。今回は7月17日に開催された第66回 ACE Tokyo Meetupの様子をレポートしたいと思います。ちなみに、ACEはAtlassian Community Eventsの略称で世界中でこのようなコミュニティイベントが開催されています。
今回のACE Tokyo Meetupのテーマは「Jiraをチームみんなで活用したいのになかなか浸透しない悩みのヒントをみつけよう」ということで、組織内でJiraを普及させ、活用していくまでにどんな苦労があり、どう克服したのかを参加者がお互いの体験を共有しながら議論をするといった回でした。
開会の挨拶
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イベントの開始にあたって、ACE Tokyoのリーダーである伊藤さんからACE Tokyoというコミュニティについての紹介と、今回このテーマを選んだ理由についてお話がありました。今回このテーマを選んだのは、イベントなどで「チーム全員で活用できる状態になかなかならない」、「活用を促進するのに何かいい方法はないか」、「Jiraって難しいんじゃないか」といった悩みを聞いたのがきっかけとのこと。そんな悩みや解決策を共有してするのが今回の目的だそうです。
今回の会場提供はMIXIさん!
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今回の会場は株式会社MIXIさんのイベントスペースをお借りしての開催となりました。会場を提供いただいたMIXIの周さんより会社紹介と乾杯のご挨拶をいただきました。ACE Tokyoではセッション中もお酒を飲みながら気楽に参加していただきたいというコンセプトの元、乾杯でセミナーがスタートするというのが通例となっています。
Jira SoftwareとJira Work Managementの統合について
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アトラシアンでJiraの開発を担当しているMartin VargaからTeam '24で発表があったJira SoftwareとJira Work Managementの統合について紹介がありました。以下、発表内容の要約です。
従来、ロールが違えば使うツールも違うのが当たり前でした。しかし、アトラシアンはSystem of Workという考え方のもと、すべてのロールが共通の情報基盤でチームの垣根を超えてコラボレーションするべきだと考えています。そのため、ソフトウェア開発向けのJira Softwareとビジネス向けJira Work Managementを統合し、一つの「Jira」にすることにしました。
機能面では、Jira Work Managementで人気だったリストやカレンダーといった機能がソフトウェアプロジェクトでも利用可能になったり、ビジネスプロジェクトをソフトウェアプロジェクトに変換するようなインポーターも用意されます。また、AIの支援を使ったタスクの生成なども利用できるようになります。
参考: Jiraの新時代へようこそ | Atlassian Japan 公式ブログ | アトラシアン株式会社
Issue-Link: プロジェクトの複雑さを解決し、Jira活用を繋いでいく為の鍵!
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続いてDeNAの岡崎さんからIssue-Linkに着目して、組織にJiraの活用を広めていった事例を紹介していただきました。以下、発表内容の要約です。
Jiraの活用を広げようとした時のアイデアとして「簡単な活用から始めよう」となりがちですが、何をもって「簡単」とするかが難しいところです。そこで、古くからあるIssue-Link機能に着目し、その活用から始めることを考えました。Issue-Linkは他の課題とリンクする機能で、プロジェクトを超えても相互にリンクすることができます。
過去に部門で一つのJiraのプロジェクトを共有していましたが、その頃は多くのチームが表計算を用いたタスク管理を行っているのが実情であり、タスクの期日管理が行き届いていませんでした。その後、チームごとにJiraのプロジェクトを利用するようになり、期日管理はできるようになり、一つの課題は解決しました。
しかし、新たに期日遅延を繰り返すタスクがあることが可視化されました。その理由を調べたところ、チーム間でのタスクに依存関係があり、把握できていないことによって、足並みが揃わなくなってしまっていたことが分かりました。そこで、他のチームのプロジェクトのタスクとIssue-Linkを使って依存関係を見つけ出すようにしました。その結果、依存関係が可視化され、ステークホルダーとその影響を把握できるようになり、Jiraを見ることに価値が生まれました。現在では、依存関係の可視化ViewやConfluenceのWhite Boardと組み合わせて使うことで利便性を向上させています。
Jiraを活用するのが難しいというよりは、そもそもタスク管理が難しいと考えています。そこで、古くからある機能を理解した上で、新しい機能と組み合わせながら使っていくことが重要です。結果として、難しいタスク管理の中で「Jiraいいね!」という成功体験を積み重ねていくことが、Jiraの活用を広げていくことにつながるのだと思います。
岡崎さんの発表資料はこちらです。
意見交換会
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今回は初の試みとして、ホワイトボードを使って意見交換会を実施しました。ホワイドボードごとにそれぞれ下記のテーマが設定され、興味があるテーマに集まって意見をホワイトボードに書きながら議論するという形式です。
Jiraの使い方の学習や調査ってどうしてる?
チケットの粒度ってどう設定する?
導入した効果ってどうやって測る?
こういったグループワーク的な試みはうまくいくかどうか心配でしたが、その心配をよそに非常に盛り上がりました。抱えている課題をみんなで話し合うというのは、こういったコミュニティの醍醐味ですね。
(写真はプライバシー保護のため、ぼかしを入れさせていただきました。)
懇親会
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懇親会はフードスポンサーであるリックソフトの服部さん、ドリンクスポンサーであるINNOOVのJasonさんのお二方に乾杯のご挨拶をいただきました。先ほどの意見交換回からの流れで、懇親会も大変盛り上がり、あちこちで議論の輪ができていました。
そして、最後はお約束のAサインでの集合写真をいただきました。
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