【主婦にもオススメ】職業訓練受講給付金をもらいながら訓練を受けるデメリットは?
こんにちは!yuuです!
ブログ“Atlas”を運用しながら、こちらでも頑張っています!
yuu:突然ですが、職業訓練校に通うって、”失業保険を受給している失業中の方”じゃないとダメなイメージないですか?
もちろん、失業保険の受給の延長線上で、失業保険を受給しながら職業訓練に通っている方もいらっしゃると思います。
しかし、失業保険の受給対象者でなくても、ある一定の要件を満たせば、月10万円の援助を受けながら訓練を受けられる制度があるのはご存じでしたでしょうか?
具体的には職業訓練受講給付金とゆう名称の給付金になります。
しかもこの職業訓練受講給付金の受給要件が、この2023年4月から緩和されたので、今まで要件を満たせずに断念していた方々には朗報となる可能性があります!!
yuu:私もそれを知って、職業訓練校にどんな訓練があるのか調べてみたよ!
ただ、良いことの裏返しには必ずデメリットも存在するわけで・・・
今回はこの”職業訓練受講給付金”を申請、受給するにあたって、デメリットはないのか?を解説していきます。
【この記事はこんな方向け】
職業訓練受講給付金の受給要件を知りたい方
職業訓練を受けながら職業訓練受講給付金を受給するデメリットを知りたい方
職業訓練受講給付金や職業訓練に興味のある方
職業訓練受講給付金をもらいながら訓練を受けるデメリットは?
まずは”職業訓練受講給付金”とはなんぞや?から見ていきましょう。
職業訓練受講給付金=要件を満たす方を対象に、職業訓練受講中の生活を支援する目的で支給する給付金のこと
Aさん:なるほど!要件さえ満たせば、失業保険を受給できていなくても、給付金をもらいながら職業訓練を受講できる制度ってことやね!
そして、職業訓練受講給付金=受講手当+通所手当となっており、この受講手当が要件を満たせば月額10万円をもらいながら訓練を受けられます。
※ただし、職業訓練受講給付金を受給できる対象者は「失業保険の受給ができない方」となっております。
職業訓練受講給付金を受給するための要件
では肝心の受給要件を見ていきましょう。
ご本人の収入が月8万円以下である
世帯収入が月30万円以下である
(この要件、2023年4月以前までは”月25万円以下”でした)世帯の金融資産が300万円以下である
同居家族の中に給付金を受給して訓練を受けている人が他にもいないこと
現住所以外に土地や建物を所有していないこと
全ての訓練に出席する必要がある
(ただし、育児や介護を行っている方、求職者支援訓練の基礎コースを受給している方は、証明書がなくても全体の2割までの欠席可)過去6年以内に職業訓練受講給付金の支給を受けていないこと
【参考】厚生労働省のホームページ
今回、特に強調したいのが、下記2点です。
世帯収入が月30万円以下である
育児や介護を行っている方、求職者支援訓練の基礎コースを受給している方は、証明書がなくても全体の2割までの欠席可
世帯収入は以前まで25万円以下であることが必要条件でした。
しかし、今年の4月から30万円以下と5万円も緩和されています。
yuu:対象になる方が増えたのでは?と推察します。
他の要件を満たす必要はあるけどね。
あと、育児中の主婦や日常的に介護をされている方にとって朗報なのが!
以前まで欠席するのに証明が必要だったのに、証明が必要なくなったことです。
しかも全体の2割までは欠席することが可能です。
Aさん:つまり、子供の急な発熱や突然の親の介護時などにイチイチ証明がいらないのか!
yuu:子供がいると、子の体調不良で休まないといけないこともあるやろうからね。
2割休めるって助かるよね。
職業訓練受講給付金を申請、受給するデメリット
ここまで聞いてる分にはデメリットなんて存在する?って感じですが・・・
【考えられるデメリット】
職業訓練受講給付金を受給するためにはすべての要件を満たす必要がある
基本的には毎日、朝から夕方まで訓練を受講しなければならない
そもそも職業訓練校の選考に合格する必要がある
職業訓練受講給付金を申請して審査が無事に通るまで待たないといけない
具体的に中身を見ていきます。
①職業訓練受講給付金を受給するためにはすべての要件を満たす必要がある
先ほど職業訓練受講給付金を受給するにあたっての要件を7つ挙げましたが、これらすべての要件を満たした方が初めて審査を受けることが可能となります。
Aさん:世帯年収の要件が今年から緩和されて30万円になったし、私自身は無職で無収入やから要件満たしてるけど。でも貯金は500万円まで頑張ったから・・・これってアウト?
残念ながら、世帯の金融資産が300万円以下でないといけません。
なので受給要件は満たしていません。
yuu:ちなみに、それを隠して受給すると”不正受給”となり、厳しいペナルティがあるので要注意です!
Aさん:確かに、失業保険受給中も不正受給に関しては厳しかったわ・・・国からの支援やから当然よね。
ただし、完全に要件を満たしていなくても訓練中の”通所手当”のみ受給することが可能なケースもあります。
※ただし、その場合も本人収入が月12万円以下かつ世帯収入が月34万円以下である必要アリ
yuu:詳しくは、ハローワークに事前にしっかり確認してね!
Aさん:「受講手当はもらえなくても、交通費もらえれば全然いいや!」とゆう志高い方は、条件に当てはまる可能性があるよね!
②基本的には毎日、朝から夕方まで訓練を受講しなければならない
職業訓練校なので、学校のように朝から夕方まで授業があるわけです。
そして特別な欠席の理由がない限りは、毎日受講する必要がります。
よって、そもそも職業訓練校での授業が嫌な方にとっては”苦痛の時間”でしかない可能性があります。
Aさん:学校の授業のイメージか。やりたい勉強じゃないと毎日行くのは苦痛かも・・・いくらお金もらえても・・・
③職業訓練校の選考に合格する必要がある
そもそもなのですが、職業訓練受講給付金は訓練受講中の生活を支援する目的で支給する給付金なので、職業訓練校の選考に合格する必要があります。
試験、面接に臨むにあたり、当然ながらある程度の対応策を練る必要があります。
職業訓練受講給付金は職業訓練校に通所することが決まって初めて受給できるものなので、しっかり職業訓練校に合格できる対策をしましょう。
④職業訓練受講給付金を申請して審査が無事に通るまで待たないといけない
事務的な問題も絡みあうので仕方ないのですが・・・
職業訓練受講給付金を実際に申請し、審査が無事に通るまで、ある程度の時間はかかります。
当然、その間は無収入となりますし、万が一、何かの要件に引っかかって職業訓練受講給付金を受給できないとなると、さらに無収入の期間が長くなります。
審査が通って職業訓練受講給付金が実際に振り込まれるのにも時間がかかり、長いと1か月ほどかかる可能性があります。
職業訓練受講給付金を受給しながら訓練を受ける”メリット”
職業訓練受講給付金を受給するデメリットを見てきたので、メリットについても考えてみましょう!
【受給するメリット】
生活面での金銭的支援を受けながら訓練を受けることができる
高いスクール代金を通って学校に通う必要がなく、質の高い訓練を受けることができる
同じ目的で訓練を受ける仲間と志を同じくして訓練を受けることができる
質の高い訓練を給付金を受け取りながら受講できる機会は確実に少ない
具体的に中身を見ていきます。
①生活面での金銭的支援を受けながら訓練を受けることができる
そもそもの職業訓練受講給付金の目的は、国からの給付金を受給しながら安心して訓練を受けられるようにすることです。
職業訓練校で、自分が志望するコースを受講し、さらに給付金をもらいながら訓練を受けられることはメリットでしかありません。
yuu:しっかり訓練を受けてスキルを身に着け、さらに就職に繋がれば、万々歳です!
②高いスクール代金を通って学校に通う必要がなく、質の高い訓練を受けることができる
CADを勉強したいから・・・経理の勉強がしたいから・・・と民間のスクールに通ってある程度のスキルを身に着けるとなると、何十万円と投資する必要があります。
しかし、職業訓練校では質の高い訓練を”職業訓練受講給付金”をもらいながら受けることができます。
もはやメリットしかないと思います。
yuu:無料で受けるだけでも十分メリットなのに・・・
さらに給付金ももらえるからね。
③同じ目的で訓練を受ける仲間と志を同じくして訓練を受けることができる
職業訓練校は学校の授業のようなイメージですので、当然、仲間がいます。
目的意識も同じ可能性があるため仲間意識も高まり、毎日の授業を志高く受けることができます。
yuu:時に訓練内容につまずけば、仲間と励ましあい・・・仲間がいるだけで頑張れることって確実にあるよね!
特に社会に出ると、仲間と一緒に仕事をすることはあれど、一緒に勉強する機会は少なくなりますので、こちらも大きなメリットです。
④質の高い訓練を給付金を受け取りながら受講できる機会は確実に少ない
職業訓練受講給付金を一度受給し、再び申請して受給するには少なくとも6年以上は期間を空けないといけません。
よって、職業訓練受講給付金を受給しながら訓練を受けられること自体、めったにない機会です。
yuu:そもそも職業訓練校の選考を通過しないといけないし・・・
6年後にもう一回、職業訓練校の選考に合格する確証もないし・・・
職業訓練校に通うこと自体、人生の中でそう多くない機会ですので、職業訓練受講給付金を受給しながら訓練を受ける機会自体が最大のメリットです。
【さいごに】職業訓練受講給付金をもらいながら訓練を受けるデメリットは?
もし、職業訓練校の訓練内容に興味のあるものがあり、さらに職業訓練受講給付金を受給できる要件を満たしているのならば。
職業訓練受講給付金を受給しながら訓練を受けることのデメリットより、メリットのほうがはるかに大きいと言えます。
デメリットになることがあり得るとすれば・・・
給付金目的で訓練内容に全く興味がないのに訓練校に通う苦痛、もしくは職業訓練校の選考を通過するために使う労力くらいです。
もし、希望する職業訓練校が存在し、職業訓練受講給付金を受給できる要件を満たしているのであれば、なかなかそんな機会もないので、是非チャレンジしてみてください!
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