詩誌『ココア共和国』は温かい(ブログ’22年4/14からの転載)
'20年の5月号から月刊化された、詩誌『ココア共和国』は温かい。
別に、他の『ユリイカ』や『現代詩手帖』、『びーぐる』、『詩と思想』が冷たい訳ではないけれど、
副編集者の詩人・佐々木貴子さんをはじめ、編集長の秋亜綺羅さんなど、
詩を愛して、少しでも一般の詩の初心者たちを温かく育てようとする姿勢があって、
いつも敬服させられてました。
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これは、別におべんちゃらを言っているのではなくて、
僕の心からの実感です。
実は、僕の投稿はほぼ毎回、誤字や脱字があって、そのたび毎に、佐々木貴子さんから、
訂正やら質問やらをメールで丁寧に問い合わせて頂き、
校正していただいておりました。
佐々木貴子さん、いつもありがとうございます。
ここで、厚くお礼を申し上げさせて頂きます。
そのお手数に、いつも、いつも感服しておりました。
来月号も、校正の質問を頂き、寸評も書き添えておられたので、
申し訳なさと有難さに、思わず居住まいを糺してしまいました。
そんな温かい『ココア共和国』の居心地の良さに甘えてしまいそうでした。
このブログでちょっと前にも、「しばらく詩から距離を置くつもりです」宣言したときに、
真っ先に、頭に浮かんだのは『ココア共和国』でした。
僕の中で、『ココア共和国』の字数・行数がすごく書きやすくて、
他誌の落選作を毎回、見事に書き換え、再生できておりました。
僕の詩の形式、スタンダードになってたんですね。
思えば、僕の第一詩集『ことわり付喪神』もココアのフォーマットになっていた気がします。
もちろん、その宣言は、詩を完全に書かない訳でもありませんし、
全く投稿しないという訳でもありません。
むしろ、限られた詩に割ける時間を、どこの詩誌にしようかと真剣に考えたとき、
温かい『ココア共和国』はマズいな、甘えてしまいそうだな、とすぐに思いました。
ですので、今月は投稿するつもりはありません。
来月以降は、白紙です。
どうしても投稿したくなったら、
してみようとも考えています。
むしろ、代わりに、詩を書いたことがない若い人たちに、『ココア共和国』への投稿を、
これまで以上に勧めてみようと考えています。
ちなみに、これまでの、投稿成績は以下の通りです。
'20年…7回投稿傑作選1回、佳作選6回、落選0回
'21年…12回投稿傑作選3回、佳作選7回、落選2回
'22年…(4月号まで) 4回投稿傑作選2回、佳作選2回、落選0回
傑作選の壁は大きいです。
佳作選の⑴に載ることの難しさも感じます。
でも、
今のこの少ないリソース・時間を、
より厳しい落選、より厳しい講評に晒されないといけません。
さらなる高みと進歩を望むのであれば。
まだ自分には出来ることがあるはずだ、
出来ないことを、出来るようにしなければならない。
そう思うからです。