Atlassian Forgeとは？
はじめに
現在Atlassian製品を使用していて自分が欲しいアプリがMarketplace アプリで見つからなかったり。。そんな経験はないでしょうか。
私は結構あります。。
そんな方のために今回はForgeをご紹介したいと思います。
Atlassian Forgeとは？
Forge は、Atlassian が提供するクラウド向けアプリ開発プラットフォーム です。開発者は Atlassian の提供するインフラ上でアプリを実行でき、サーバーの管理やスケーリング（負荷に応じた調整）を Atlassian に任せることができます。
Forge を使うことで、Jira や Confluence などの Atlassian 製品を拡張するアプリ を簡単に作成できます。
Atlassian Forgeの仕組みと特徴
Forge での開発は JavaScript で行います。ただし、通常の Node.js 環境とは少し異なる点があるので注意が必要です。
構造はこんな感じです。
Forgeには開発手法が2種類存在します。Atlassian ForgeもしくはAtlassian Connectです。今回の記事ではAtlassian Forgeにフォーカスします。
どのような違いがあるのかをまとめてみました。
| 特徴 | Forge | Atlassian Connect |
|--------------|---------------------------------------------|------------------------------------------------|
| ホスティング | Atlassian のクラウド上で自動管理（サーバーレス） | 自分でホスティング（AWS, GCP, 自社サーバーなど） |
| UIの構築方法 | UI Kit（簡単） or Custom UI（自由度高） | iframeを使用したフルカスタムUI |
| セキュリティ | Atlassian が制御するセキュアな環境 | 自社でセキュリティ対策が必要 |
| 開発のしやすさ | 簡単に開発＆デプロイ可能 | サーバーのセットアップが必要 |
| 適用範囲 | Jira Cloud, Confluence Cloud の拡張 | Jira Cloud, Confluence Cloud, そして一部のオンプレミス環境も対応 |
より簡単に作成できるのはAtlassian Forgeであることが理解いただけたかと思います。
さらにAtlassian ForgeにはUI開発手法が2つ（UI Kit / Custom UI）存在します。
どのような違いがあるのかをまとめてみました。
✅ UI Kit
簡単なコードで JiraやConfluenceのUIに統合 できる。
既存のスタイルに馴染むデザイン で、公式UIと統一感がある。
低コストでアプリを開発可能。
✅ Custom UI
React などを使って、自由なデザインのUI を作成可能。
iframe 内で動作するため、他のコンテンツと分離される。
UIを完全にカスタマイズしたい場合に適している。
Forgeで開発する強み
開発者に優しい環境
Forge は、アプリのホスティングや開発環境を初めから提供しており、開発者はすぐにアプリ開発を始められます。
複雑な設定やインフラ管理の必要がなく、シンプルな手順で開発を進められます。
信頼性の高いインフラストラクチャ
Forge は、アプリが安全に動作するためのツールや機能を提供し、開発者がセキュリティリスクを管理しやすくしています。
アプリの利用者が増えても、Forge のインフラが自動的に対応するため、パフォーマンスの心配が少なくなります。
プラットフォームとの強力な連携
Forge は Atlassian プラットフォーム向けに特別に設計されており、データや製品、UI 要素にアクセスして、製品と調和したアプリを構築できます。
開発者は、Forge を活用して、Atlassian 製品を強化する強力なアプリを迅速に開発できます。
開発が簡単、信頼性の高いインフラ、Atlassian製品との連携がForgeの強みです。
まとめ
Forge（UI Kit / Custom UI） → クラウドアプリを簡単に開発 したい場合に最適！🚀
Atlassian Connect → より高度なカスタマイズをしたい場合 に向いているが、ホスティング管理が必要。🚀
簡単・安全・強力な Atlassian アプリ開発が可能！ 🚀
次回
環境構築のやり方を共有しようと思います。最終的にはアプリ作成までこちらで紹介する予定です。