クラップス(Craps) ベット基本編

クラップスでのベットの方針。もっと確率統計的なものを書きたかったのですが、とりあえず経験からくる私の考えとして書きます。
異論・反論あると思いますが、あくまで一つの参考として読んでください。
今回は一番基本系かなぁというものを書きます。

基本的な考え

3点

第1
クラップスは、カムアウトロール(ボタンOFFの状態)から始まって、ポイントロール(ボタンON)の状態になり、7が出て負ける(セブンアウト)までが一つのゲーム(シリーズと呼びます)です。
最後は必ず「負け」でシリーズが終了します。
他のギャンブル(例えばバカラ)は「勝って」やめることは容易です。
しかしクラップスはシリーズの途中でゲームをやめることはかなり難しいです。
つまり、自分の手持ちチップからベッドした額は取られて(=負けて)シリーズを終了することなることがほとんどです。
仮にプレースベットの倍率が全部2倍だったとします(実際は2倍ではありません)。
4,5,6,8,9,10までに1掛けるとします。ベット額は1×6か所=6、6回当ってそのままもらうと(=乗っけないと)、配当は6、ベット額は6なので、これでやっとチャラ。ちょっと勝てなさそうですよね。

第2
クラップスで大勝するパターンは、大連投する人に乗っかる、もしくは自分で大連投した時です。
しかし、大連投するかどうかは結果論であって、投げる前から大連投しそうだなという予想は不可能です。
(駄目そうだなは割と解りますが(笑)。それはダイス編に続く)

第3
クラップスは掛ける目によって、ハウスの取り分が異なります。その目がでる確率に対して、配当が良し悪しがあるということです。
例えばフィールドベット、一見丁半博打のようで1/2で当たりな感じに見えますが、当たりは約1/3です。
しかし配当は2倍です。3回に1回しか当たらないのに、当たった時は倍しかもらえないのです。かけ続けると大体負けます。
クラップスはなるべく率が良いところにベットすべきです。

この3点から
「少ないベットで、毎シリーズのリスクを抑え、大連投を待つ」
「(率の悪い)余計なベットはなるべくやらない」
「大連投しないシリーズはとんとん、もしくはちょっとプラス位で終わらせたい」
というの私の持論です。

クラップスを皆で楽しもう(基本)

クラップスの醍醐味はポイントを取ることです。つまり、OFFからONに変わるときにでた目をもう一度出すことです。
全員がパスラインにベットしているならば全員当たりです。みんなハッピー、グータッチ・ハイタッチが楽しいのです。
という訳で、掛け方

カムアウトロールの時に(ボタンがOFFの時)

パスラインにベット。ミニマム額でOK。
ミニマムでOKな理由ですが、パスラインをベットする目的は4つでしょう。
1.カムアウトロール(ボタンがOFF)の時に、7と11が出たら勝ちだからそれを狙いに行く。
2.パスラインをベットすることで(後述する)パスラインアッズにベットする権利を得られるから。
3.シュートする時はパスラインにベットしないとダメだから。
4.ポイント(ボタンがONになっている目)を取った時にみんなで喜びたいから。
1の理由でパスラインに大きく掛ける人が居ますが、あまり意味がないでしょう。7or11orポイント取った時でも等倍ですので率良くないですね。
2が重要です。(後述しますが)なのでパスラインは小さく掛けて、その分パスラインアッズにベットすべきです。
3と4は・・・まあいいですね。
お好みで(特に自分がシューターの時は)エニイクラップス(シー)に、エニイクラップスのミニマム額をベット。
エニイクラップスは、カムアウトロールでの負け目(2,3,12)が当たりです。
通常、その額でカムアウトロールでの負け目が出た時にパスラインにベットした額が補填できるはずです。
もし、エニイクラップスのミニマム額が大きすぎる時(つまりエニイクラップスが当たった時に、パスライン額のベットした額を大幅に上回る時)は、エニイクラップスに掛けた額はもったいないのでベットしないほうがよいでしょう。

ポイントロールになったら(ボタンがONになったら)

パスラインの後ろにパスラインアッズをベットします。
いくらベットするかというと、
ポイントが
  4,10の時は、パスラインのベット額と同じ。
  5,9の時は、パスラインのベット額の2倍。(偶数になる額じゃないとダメですよ)
  6,8の時は、パスラインのベット額の3倍(or4倍)。
位がお勧めです。
パスラインアッズに掛けないのならば、パスラインに掛けるのはシュートする時以外は無駄かと思います。
もちろん、これ以上の額をベットしても良いですが、プレースベットのベットする額との兼ね合いからプレースベット一か所の額<<パスラインアッズの額にすると、ポイントが取れないシリーズが続くとプレースベットが当たってなかなか儲からない状態になってしまいます。
パスラインアッズのマックスですが、ハウスにもよりますが、通常×3×4×5です。
これはパスラインにベットした額に対して、最高、何倍までパスラインアッズに掛けることができるかを意味します。
×3×4×5であれば、ポイントが4または10の時に3倍、5または9の時に4倍、6または8の時に5倍までパスラインアッズにベットできます。
なぜこんな縛りがあるかというと、パスラインアッズはハウスの取り分が0のベットです。
一番、率が良いところと言う意味です。なので、上限があるということです。
パスラインアッズが率が良いというか、パスラインが率が悪いのでパスライン+パスラインアッズでハウス的にはちょうど良いといったとこでしょう。

プレースベットに2か所位ベットする。
率的には6,8にベットします。ポイントが6または8の場合は、ポイントを除き5または9を掛けるのがよいでしょう。
なお、プレースベットの6と8にベットする時はベット額は6の倍数でベットします
例えばミニマムが5の場合は、プレースベットの6と8のミニマムは6になります。他のプレースベットよりも少し多くベットする必要があるということです。
この「少し多く」という部分ですが、長時間何日もクラップをやっていると、この差額での負けがじわりじわり効いてきます。
ですので、プレースベットは5,9を掛けるということもあるかとは思いますが・・・でも6or8ですね。

プレースベットのポイント取れたら乗っける
プレースベットにベットした目が当たったら、そのまま貰うか乗っけるかの選択になります。
乗っけるタイミングは、
  1回目の当たりは必ず乗っける。2回目の当たりはもらう。
  1回目の当たりは必ず乗っける。2回目も乗っける。3回目はもらう。
  1回目の当たりはまずもらう。2回目は乗っける。
などがありますが、どこまでリスクをとることを許容するかですね。
私は、
  1回目の当たりは必ず乗っける。2回目の当たりはもらう。
または、
  1回目の当たりは必ず乗っける。2回目も乗っける。3回目はもらう。
をやってます。
また、はじめに当たったほうじゃない方のプレースベットが当たった場合も乗っけるかもらうかの選択になると思います。
これもどこまでリスクをとることを許容するかですね。
プレースベットの1か所を育てるか、2か所を育てるかの選択です。
因みに、当たったら毎回もらうという選択は、私はあまりお勧めしません。ローリスクではありますが、ローリターンすぎます。なぜなら、「クラップスは初めにベットした額は必ず負けて終わる」からです。
パスライン+パスラインオッズ+プレースベット×2にベットした額をなんとか最低でもチャラにして1シリーズを終わらさないと大連投まで待てません。
つまり、ミニマム1とすると、パスライン1+パスラインオッズ(1~3)+プレースベット(1×2)=4~6を1シリーズでとりたいです。
なのでプレースベット1→2.2→5くらいにし、次に当たって、6ぐらいを受け取ってとりあえずチャラにしたいところです。(なお、実際は端数がおつりとして戻ってくるので、こうはなりません。なお、おつり分も馬鹿にならない儲けになります。セブンアウトしてもおつり分は収入になってますからね。)
なので少しはリスクを取る必要があります。


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