立派なことはできない
としくんは高山市の時の会員で、
僕と同い年だった。
建築会社の社長をやっていたけど、
物腰が柔らかく穏やかな人だった。
公私ともに付き合っていきたい人だった。
でも2013年12月15日、
くも膜下出血で亡くなった。
37才、若すぎる死だった。
あれから丸10年、
としくんに誇れるような結果は残せていない。
人より努力するとか、
立派に生きるなんておこがましいし、
としくんの分まで頑張ることなんて、
僕にはとてもできない。
だけど、
としくんに恥じないような生き方を
したいと思っている。
としくん、
僕の中ではいまだに大きい存在だ。
としくんは僕の中でずっと生きている。