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追悼 穴口一輝選手

昨年12月26日、井上尚弥の世界Sバンタム級4団体統一戦のセミファイナルで行われた【日本バンタム級タイトルマッチ 堤 聖也 vs 穴口一輝】

計4度のダウンがある壮絶な試合となりました。
試合後穴口選手は控え室で意識を失い、緊急の開頭手術を受け都内の病院に入院中でしたが、2月2日夕方に亡くなりました。23歳の若さでした。

「リングの上で死ねたら本望」と、現役当初は思っていました。
でも、1998年7月4日の日本Sフェザー級タイトルマッチで、金内豪さんとの激戦を制した試合後、医務室でこう言われました。

「このまま意識がなくなる恐れがありますので、
 誰か一晩そばにいてあげてください」

その瞬間死への恐怖が襲ってきました。「まだ死にたくない…」と。
生きることの尊さを感じさせられました。

穴口選手はボクシングの素晴らしさ、そして生きることの尊さを教えてくれました。穴口選手のご冥福を心よりお祈り申し上げます。合掌

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