近況:妊娠して流産した(2022/09/01)

5週と6日目に婦人科に行ったんだけど、その時点で小ちゃい胎嚢(赤ちゃんの袋)しかエコーに映らず、その時点でちょっと「おや？」とは思っていた。
つわりもあんまりないし、それは楽でいいけど、うっすら(これは今回はあかん気がするな)が強まってきていた6週で、やはりというか、出血した。
量はそんなに出てないんだけど、押しとどめておけないというか、さーっとこぼれるような出血だった。
6週5日、「もうダメだと思うんですが...」とクリニックで診てもらうと、なんと「出血止まってますし、微弱ですが心拍があるので現時点では流産とは言えないです」という診断が出てしまった。

「いやあ、6週後半で心拍「らしきもの」をぼんやり確認って、順調とは言えないですよね？」

「うーん...微妙に大きくなってはいますし、排卵が遅れて週数がずれることもあるので...」

えー、いやいやいや...と思いながらも出してもらった止血剤とホルモン維持薬などなどを大人しく飲む。
が、止血剤飲んでてこれかい！？ という量の出血があり、今度は止血する気配もなかったので再度受診→一応まだ胎嚢留まってるけど稽留流産だねという診断がおりました。知ってたよお～。
7週目になりたての日だったので各妊娠アプリ(トツキトオカとルナルナベビー)の通知が診察から相次いで来て、あ”～～となった。

もちろん残念ではあるけど、そこまで沈んではいない。
ただ、ぼんやり妊娠してぼんやり喜んでぼんやり流れて、初期の補助券なし診療が3回＋流産処置料だけ出ていってリターンが1個もない理不尽さをまたぼんやりしがんでいる、という感じだ。
リターンのなさがすごいな。軽いとはいえつわりもあったし、まだあるし、2歳の娘の保育園の送り迎えもそれなりに気をつかったり、思い切り遊べなかった日があったり、というのになーんにも返ってこんのか～というのはまじかよ～と思っている。
1人目とは違う婦人科にお世話になったこともあり、エコーの性能も違ったんだろうけど結局わたしには胎芽も心拍もはっきりとは見えずじまいだったのもあるかもしれない。
あとやっぱり最初の妊娠だったらもっとしんどかっただろうな。

「もうだめだろうな～」と出血しながら、眠っている2歳の娘の手をにぎにぎしていたら猫が「そいつは今寝ているから自分を撫でたらいいと思うのだが？」と割り込んできた。昨夜のことである。
おまえたちがここにいるのは奇跡。まじで。ありがとうな。

SexyZoneさんのドームライブが決まってすぐにわかった妊娠だった。
というか、生理は遅れていたのでたびたび自宅で検査もしていたのだが横アリの翌日までまじでずっと陰性だったのだ。
ドームが決まってお祝いのワインを開けた翌日である。おいおいおいおい！ こういうことがないようにわざわざ早期検査薬で検査してたのに！ なんなら横アリ前も検査して行ったのに！？
1度6週で「微弱ですが心拍はあるので...」と言われた時は(こいつもしかしてセクゾドーム絶対行きたくてしがみついてる？)と正直ちょっと過ぎった。連れて行ってやれなくて残念である。

そう、なんとなく「今回ダメかも」と思っていたのでできる限り期待しないように過ごしていたのだが、妊娠がわかったタイミングがタイミングだったので「ドーム行ける！？」だけはすぐ計算してしまった。安定期ではあるので行ける、行こう、という予定であった。
「産まれてきたらどんなふうかな」とか「娘がお姉ちゃんになるのか～」みたいな喜びに振った考えはしないようにしていたが、先述の「ドームの時何週！？」とか、「予定日春になるだろうから保活のスケジュールは前回と同じ感じだな」とか、「帰省の予定立ててるけど週数的につわりやばそうだな」とか、そういった目先の予定は考えざるを得なかったし、そんなふうな些細な、できるだけ感情を入れずに立てたつもりのぼんやりした予定でも「なくなっちゃったな」と思う。

という悲しみより「待ってあかんくなった妊娠で今回5万払っとんの！？」の理不尽の方がつよいので、やっぱり結構平気なんだとも思う。
ただこの繰り返している「リターン無さすぎでは！？」という理不尽も、1度出産育児という多大なリターンを得たから浮かんでくるものなんだよな。
経産婦だから救われたことも、経産婦だからぐえーとなることもあるね。

というわけで今日診断おりて明日手術なんですが、もう生存確率ゼロとわかるとそれだけでかなり身軽ですね。
生物気にしなくていいなら寿司でも食うか...でもそんなめでたげなもん食うのも変か...？ と思いつつスーパーでパックのお寿司買って帰ったらまあまあ傾いてしまって家に着く頃には握り？ ちらし寿司？ みたいな形状になってしまっていた。そんなにめでたくなさそうでちょうどええわな。