らしく過ごしてみたぜ(ＧＷ)
ＧＷまともに休んだのなんて何年ぶりだろう。
昨年も休みっちゃあ休みだったけど、育休中だったしなあ。あれは休みとは言わんわよ。
祝日は保育園が閉まるので、仕方ないねってことでさくっとお休みが貰える。まあ今年も何日かは出勤するけど。
夫も業種は違えど似たような感じで、あまりカレンダーは関係ない動きになる。今年なんて出張いれてきやがった。きやがったってこともないんですけど。仕事だし。そうははっきり言っていないが、言葉に出さないわたしの「きやがって…」を察したのかなんなのか、夫が「出張先で用事あるの夜だけだし、みんなで一緒に行って昼間遊ぼうよ」と提案があった。
アラ～そんな…いいんですか？
宿代も別にどっかから補填が出るわけでなし(自腹切れよってわけじゃなくて宿泊費も給料にいれてありますからねというやつね)、家族と行っても問題なかろうとのこと。移動も電車や新幹線より自家用車の方がよさそうだし行こう行こう、なんもないとこだけどつって。目的地にはほんとになんもない(少なくとも観光地ではない)ので、旅館やホテルの選択肢もそうなくて初旅行は親子3人ビジネスホテルに宿泊することになった。
そんな何度も言ってやるなよって感じですが目的地にはまじでなんもないので道すがら葛西臨海公園に寄る。
その名の通り海に面した大きな公園である。
浅草から遊覧船が走ってたり、園内放送で磯遊びの案内がある。予想以上に臨海だ。
園内には水族館と鳥類園があり、もちろん大きな広場も遊具もある。観覧車まである。
水族館はＧＷ中入場制限がかかっていて整理券が必要とのことだったが、当日でもWebから整理券と当日券が買えた。ラッキー。
水族館の入場時間まで鳥類園歩き回ってたんだけど野鳥は現れず。
ちっちゃいあおむしはいました。
はらぺこあおむし(絵本)大好きな娘はご本人登場に大興奮でしたが、「よかったねえ～！ ね～お父さん」と夫のいるはずの方を振り返ると姿がない。
いや遠。
小声で(こわい…)と聞こえてきたので不覚にもちょっと萌えてしまった。そうでしたね。夫は幼虫の類が本当にダメ。これ不貞腐れてるんじゃなくて「登ってこられたらまずいから」というよくわからない理由で自身を抱きしめるかのごとく腕をがっちり組んでいるポーズです。なにを言っているんだ。
水族館ではマグロの回遊展示をしており、娘より親の方が盛り上がるというお約束もクリアしました。生きて泳いでるマグロ初めて見たかも。
と思ったら娘にもちゃんとヒットしたようでマグロのぬいぐるみを欲しがったので買う。
ふわふわのマグロ。
施設の入口とかで家族写真撮って後からかわいいフレームにいれてさしあげるのでお買い求めくださいね！ ってやつ、大人だけでおでかけの時はまあ買わんけど子ども連れだとみんな一緒に全身映ってる写真って激レアだからつい買っちゃうね。
夜は夫は仕事だったので娘と2人ホテル横のイオンで晩ごはん食べて、娘用のお茶とわたし用に缶チューハイと泡風呂の入浴剤買って部屋に帰る。
ビジホのユニットバスって泡風呂作りやすくていいですよね。シャワーで高いとこからお湯はるともこもこになる。
大好きな苺の匂いのピンクの泡に、娘はなぜかいつものようには腰を落ち着けず、はわはわと身を震わせていた。
「ほら娘ちゃん、あわあわ、ふーしてみ」
わたしが映画のブロンド美女よろしく泡を掬ってふーっと息を吹きかけるのを見て、一応まねっこして弱ーい息でシャボンを揺らす。「ふー」って言っちゃってるんだよなあ。吹けてないぞ。
泡が消えるまでお風呂で遊んで、上がったらお茶飲んで、その後結構すっと寝た。いっぱい歩いたもんな。
わたしは娘の寝顔をつまみにベッド横のちっちゃいテーブルで缶チューハイ2本あけた。
人生初の旅行。わたしはいつどこに行ったんだろうか。1番古い写真はたしか、やっぱり父の出張についていって名古屋とかだった気がする。
ビジホ旅はまた来たい。もうちょっと娘が大きくなったらユニットバスの泡風呂を近場のスパ銭とかにルート変更しても楽しそうだ。
旅、まじで久しぶりだな。
ただでさえ遠出に慎重になる妊娠中に新型ウイルスが流行りだして、いよいよ旅なんて言ってられなくなって、もう2年？ 3年？ になるのか。
元はそう旅好きでもないし、猫もいるからあんまり長く家あけられないけど、行きたい時に行きたいところに行けるようにはなった方がいいなあと思いました。もっと色んなとこ連れて行ってあげたいね。
・夏空に運ばるる間はすなお
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