〈10/27-29 ARKのトレード内容について〉
こんにちは。ARK trade information (Twitter:@ActiveArk)です。大統領選挙を控え地合いが弱いなか、ARKは何を購入したのか、何故購入したのか考えたいと思います。
10/27-29のトレード内容
(10/27)
【新規購入】#SHOP
【購入再開】#EXAS #IPOB
【継続購入】#TWLO #API
【新規売却】#SQ #ILMN #SPOT #IOVA #WIX #MCRB
【継続売却】#MELI #SNAP #XLNX
(10/28)
【新規購入】#RPTX
【継続購入】#API #EXAS
【継続売却】#ILMN #IOVA #XONE #WIX
(10/29)
【新規購入】#BEKE
【購入再開】#ACCD #TDOC #PSNL #SPOT #FSLY
【継続購入】#API #EXAS #RPTX
【新規売却】#PINS #TWTR #CRSP #ROKU
【継続売却】#ILMN #IOVA
→銘柄の入れ替えが発生しています。主に購入されているのは、ゲノム関連やgood newsを出した企業です。継続的に購入されているのは、APIやEXASですね。
新規購入銘柄にまつわるNEWS
〈shopify 〉
ARKがshopify を購入したのは10/27であり、これはTikTokとの提携を好感したためと思います。
TikTokは全世界でNo.1のダウンロード数を誇り、また毎月1億人のアメリカ人ユーザーにリーチしているSNSアプリです。
Shopifyは今回の提携により、100万人以上の商人がTikTok上で自社製品をより簡単に広告できるようになると述べています。
https://news.shopify.com/dancing-to-a-new-beat-shopify-brings-commerce-to-tiktok
このNEWSにより、株価は+3.78%上昇。ARKは、ARKFにて初めてshopify を購入しました。
shopify 購入の代わりにSQを売却していますが、SQはETFの11%を占める銘柄であり、ARKはETFの保有割合が10%を超過するとリバランスする傾向にあります。SQの将来性についてARKの考えは特に変化はないと考えます。
その後shopify は10/29の決算にて、売上高前年同期比+96.5%、EPS予想0.5$に対し1.13$と、好決算となりましたが、株価は▲4.8%となりました。
〈Exact Sciences Corporation〉
ARKG(ゲノム)の銘柄で、10/27の買収ニュースにより株価は当日+23%と大幅上昇となり、その後徐々に落ち着き始めています。
まずは、企業概要のご紹介です。
イグザクト・サイエンシズ (Exact Sciences Corporation) は、がん検出剤メーカー。 直腸がんの早期発見および予防の非侵襲分子スクリーニング検査の開発・商品化に注力。同社のテストは、直腸がん細胞の遺伝子変異を検出することで、がんの可能性およびがんそのものを診断する検便による DNA テスト。
https://www.bloomberg.co.jp/quote/EXAS:US
上述の通り、同社はガン検査の会社なのですが、そもそもARKがガン検査銘柄に注目している理由は、以下の通りです。
・ガンに対して、「予防は治療に勝る」と考えいる。しかし現状、予防に関して全く注意が払われていない
・その理由は、検査や予防対策の効率性や懐疑論、過剰診断や過剰治療に対する懸念があったため
・早期ガンの発見のためには、血漿中の突然変異を実際に調べて、早期のがんを検出することが必要
ガン予防のためには血液検査によって、早期特定、解決することが重要です。早期発見できれば90%の確率でガンから復活できるというデータもあります。
技術の進展とともに、これらの検査の信憑性や効率性は高まってきています。
一方でこの業界は複数の企業がひしめいており、Guardant Health (GH)やIllumina(ILMN)、Exact Sciences Corporation(EXAS)がその代表例です。※いずれも ARKGのETFに組み込まれています。
筆者はゲノム分野に疎く、今回の買収影響の大きさはわかりませんが、ARKはこの買収にかなり好感していると考えます。
ニュース発表後、ARKは連日(大統領選前で米国市場が不安定な中であっても)EXASを購入しており、一方でILMNを売却しています。
この事実から考えても、EXASは今回の買収で頭ひとつ飛び出たと言えるでしょう。
今回EXASが買収を発表したのは、Thrive社というCancerSEEKの会社になります。
今回の買収で、「Exact Sciences社がThrive社の早期発見を買収し、血液ベースの複数のがんスクリーニングのリーダーとなる」と発表しています。
事実、Exact Sciences 社はすでにがん診断薬の中で急成長している 2 つのブランド(Cologuard、Oncotype DX)を保有しています。Thrive 社の買収により、ガン診断から再発モニタリング、治療法の選択に至るまで、ガン患者を一気通貫で治療することが出来るようになります。
https://thrivedetect.com/press-release/exact-sciences-to-acquire-thrive-earlier-detection-becoming-a-leader-in-blood-based-multi-cancer-screening/
アメリカ市場だけで、ガン診断は250億ドルというマーケットがあり、海外展開も視野に入れるとより魅力的な企業に育っていく可能性があります。
最後に、同社についてはぴたごららさんがまとめていらっしゃるので、詳細を勉強されたい方は此方をご参照頂ければと思います。
ぴたごららさん(@pitagorarara)
https://note.com/pitagorara/n/nc3b6abd5869a
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