2025年度新卒入社社員 ヒューマングループ内定式
2024年10月1日に「2025年度新卒入社社員 ヒューマングループ内定式」が執り行われました。
今年の内定者はグループ合計で166名。
ヒューマンアカデミー(教育):53名、ヒューマンリソシア(人材):95名、ヒューマンライフケア(介護):16名、ヒューマングローバルタレント(人材):2名です。
各地から内定者が一堂に会した、ヒューマングループ内定式の模様をお届けいたします。
定刻になり、佐藤朋也社長をはじめ各法人のプレジデントが会場に入られました。
開式の辞の後、佐藤社長のご挨拶へ。
ヒューマングループに入社し最初に耳にするのが「コーポレートビヘイビア」。ヒューマングループ従業員のあるべき姿を示したものです。従業員のみなさんは「Human人」のほうが聞き慣れているかもしれません。
佐藤社長から、コーポレートビヘイビアである「Human人」についてお話しいただきました。
みなさん、内定おめでとうございます。
ヒューマングループでは、グループで働く人を「Human人」と呼んでいます。
「Look」(見た目)
「Speak」(話し方)
「Act」(行動、ふるまい)
この3つから定義されています。
第一に「Look」。
見た目はすごく大事です。初対面で第一印象は非常に大事です。清潔でスマートに、いつまでもそのはつらつとした顔で過ごしていただきたいと思います。
第二に「Speak」。
話し方で一番重要なのは聞くということです。お客様のシーズやニーズを引き出して、それに合う企画、サービスを提案していきます。それが我々の仕事。「Speak」は聞くところから始まります。
そして、「情報が豊富であること」。提案の際は情報量がものを言います。提案に厚みが出てきます。常にいろいろな情報をインプットすることを日々、心掛けてください。
インプットした情報をお客様に一方的に話すのではなく、お客様の気持ちに寄り添いながら、コミュニケーションを取ることが大事なのです。
最後に「Act」。
重要なポイントは2つです。「礼儀正しく」と「自立」。
まず、礼儀はコミュニケーションのひとつです。礼儀や見た目で相手にシャットダウンされてしまっていたらもったいない。これがきちんとできていると、相手からの印象が大きく異なります。
2つ目が「自立」。非常に重要です。自分の人生の時間を切り売りするのではなく、自分の出した成果に対して報酬をもらう。それが自立した働き方です。時間が経つのをただ待つような働き方はつまらない。成果を追い求めるほうが楽しい。みなさんにも楽しい仕事を心がけてやっていただきたいし、職業人として自立していってほしいと思います。
みなさんのことをこれからHuman人としてあたたかく迎えたいと思います。また4月、ここで笑顔で会えるように。学業もしっかり頑張ってください。
本日はおめでとうございました。
佐藤社長のご挨拶の後は、各法人のプレジデントから祝辞が述べられました。(以下、抜粋)
ヒューマンアカデミー株式会社 今堀 健治プレジデント
ヒューマングループは成長の機会が多くあり、それはグループ共通の文化のようなものですので、どうぞ期待を持って入社していただきたいと思います。
「成果を上げる方と上げない方ではどのような差がありますか」と社員からよく質問を受けますが、私は「違いや差に興味がある方です」と回答しています。この違いはなんで生まれているんだろう、先輩や同期との差を生んでいるものは何だろう、などと違いに興味を持つ方は成果につながっていきます。
これは、会社に入ってからでなく、今からでもできることです。情報をどんどん吸収する。たくさんの人と話し、街を歩く、本を読む、新聞を読む。これらを意識してこれからの半年間を過ごしていただきたいと思います。
4月からみなさんと働けることを楽しみにしております。
本当におめでとうございます。
ヒューマンリソシア株式会社 高橋 哲雄プレジデント
社会人としてキャリアステージに立った際、ヒントになることをお伝えしたいと思います。
仕事には3つの種類があります。
自分がやるべき仕事=Shall
自分ができる仕事=Can
自分がやりたい仕事=Will
仕事・キャリアというのは、ロールプレイングゲームと類似していると思っています。敵と戦って経験値を上げる、お金を稼ぐ、これらはやるべき仕事「Shall」。
Shallを重ねていくと新たな武器を手に入れたり、呪文が使えるようになったり、自分に出来ることが多くなってくる。これがCanの状態。
Canが大きくなっていくと、自分が行きたかった場所に行けるようになる。これがWill。
Willへの近道は、多少大変でもShallを積み重ね、自分自身のCanを大きくしていくことです。Willのチャンスが巡ってきたときに自分自身のCanが小さいと、結局その仕事ができなくなってしまいます。
これから社会人になるみなさんがCanを大きくするためのコツをお伝えします。早く挑戦して、早く失敗することです。これは「Fail fast(フェイルファスト)」と言われ、意訳すると「早く失敗せよ」という意味になります。
まずは試して失敗する。失敗から得た教訓をもとに新たな仮説を試していく。このサイクルを早く実行することで成功への道筋を最速化するという方法論です。
挑戦と失敗の総量が個人の成長=Canを大きくするのに非常に重要な要素だと捉えてください。
早く挑戦し、早く失敗し、早く学び、早く成長する。
半年後、この「Fail fast」のマインドを持って、ぜひ入社式に臨んでください。そんなみなさんと半年後、再びお会いできることを心から楽しみにしています。
本日は誠におめでとうございます。
ヒューマンライフケア株式会社 瀬戸口信也プレジデント
ヒューマンライフケアは、めでたく16名内定となりました。改めておめでとうございます。
まずみなさんは、いち介護スタッフとしてではなく、将来のヒューマンライフケアの経営幹部となることを期待して採用させていただきました。
新卒社員には、5年間のキャリアプランを設定させていただいております。5年かけて学んでいただき、6年後には全国156カ所いずれかの介護施設の施設長になっていただくプログラムで進んでいっていただくことになります。
施設長として仕事をしていくためには、介護の技術や知識を身に付けるのはもちろんですが、マネジメント能力、コミュニケーション能力など、組織をまとめるための能力を身に付けていただく必要があります。学ぶことがたくさんあります。大変だと思いますが、会社として全力でサポートいたしますので、一緒に成長していただけたらと思います。
みなさんには、介護福祉士実務者研修を内定期間中に受けていただくお願いをしています。幹部候補生としてふさわしいスタートが4月に切れるように、しっかりと、介護の基礎的な知識と技術を学んだ上で、半年先、またお会いできることを楽しみにしています。
みなさまの活躍を心より願ってお祝いの言葉といたします。おめでとうございます。
ヒューマングローバルタレント株式会社 横川友樹プレジデント
社会人になると予想だにしない出来事に必ず出会います。その瞬間に、自分がどう向き合うか、ここが成長のポイントだと思っています。
入社後、半年以内に多くの方が「思っていたのと違った」「計画とおりにいかない」と思うことが出てくるはずです。そういったとき、物事には二面性があることをパッと意識できるようになってもらいたいと思います。
ネガティブに「つらい」「しんどい」と思うのは、その出来事に対して解決策をまだ持ち合わせていないから。逆の側面を捉えると、それをクリアできるようになれば、新たなことにチャレンジできるようになる、次に同じことが起きたときに解決できるようになる、と思えます。
良いことが起きたときにも「もしかしたらリスクがあるかもしれない」「より良くできるかもしれない」そのように二面性を考えられると、結果的に自分のできることがどんどん増えてきます。
できることが増えるとやってみたいことも増え、そしてやってみたかったことがまたできるようになります。それを繰り返していくと最終的に、今の自分のやりたいことが見えてきます。自分自身は何がやりたいのか、どういう人間なのか、これがわかっているととても強いです。
そのために予期せぬことに出会ったら、まずは「二面性があるな」とひらめいてほしい。どんなにつらいことでも、対局には自分を成長させる機会が潜んでいます。成長するため、二面性を捉え、現状に満足せず、他に何かできることがないか、常にひらめけるようになってもらいたいと思います。
4月になると、みなさん社会人の一歩を踏み出されるわけですが、ぜひ二面性の観点を持ち、すべての出来事を自分の糧にして成長していってほしいと思っています。
みなさんのご活躍を期待して、お祝いの言葉にさせていただきます。おめでとうございます。
祝辞の後は、内定証書の交付が行われ、各法人4名の代表者が佐藤社長より証書を受け取りました。
続いて、ヒューマンアカデミー、ヒューマンリソシア、ヒューマンライフケアの内定者代表による決意表明です。
それぞれが、ヒューマングループの綱領である「為世為人」への共感、ご自身の経験や希望をもとに会社を選ばれたこと、そしてこれからの目標をしっかりと語られた力強い決意表明でした。
以上で内定式は無事終了となりました。
残りの学生生活も有意義に過ごされ、来年の4月1日にはヒューマングループの新入社員として、みなさんにお会いできることを楽しみにしております。
<ヒューマンホールディングス株式会社・会社概要>
ヒューマングループは、教育事業を中核に、人材、介護、保育、美容、スポーツ、ITと多岐にわたる事業を展開しています。1985年の創業以来「為世為人(いせいいじん)」を経営理念に掲げ、教育を中心とする各事業を通じて、労働力不足、高齢化社会、待機児童問題など、時代とともに変化するさまざまな社会課題の解決に取り組み、独自のビジネスモデルを展開してきました。
人と社会に向き合い続けてきたヒューマングループは、いま世界全体で達成すべき目標として掲げられたSDGs(持続可能な開発目標)にも積極的に取り組んでいきます。SDGsへの貢献を通じて、「為世為人」の実現を加速させ、より良い社会づくりに貢献していきます。