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<プレスリリース>ヒューマングループ50代従業員の“なりたい自分” ―50代男女1,000名に聞く「仕事に関する意識調査」も実施― 63.4%が「定年後も働く」、 うち「66歳~70歳まで」「現在の会社での再雇用希望」が最多

 ヒューマンホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:佐藤朋也、以下「当社」)は、ヒューマングループ50代従業員のSELFing(セルフィング)を発表いたします。
 「SELFing」とは、 自分をつくり上げていく「セルフマネジメント」と終わりがないという「ing」を組み合わせた造語で、自分発見・自分開発を意味し、当社がすべてのステークホルダーへ提供する価値です。このたび定年が見えてくる50代従業員の“なりたい自分”の姿を分析しました。

【本件のポイント】

●「SELFing」は自分発見・自分開発を意味し、当社がすべてのステークホルダーへ提供する価値

●ヒューマングループの50代従業員が“なりたい自分”の姿を明確にするツールである「SELFingシート」を作成。定年が見えてくる50代が、今後の人生や理想像をどのように考えているかを分析

●一般の50代で定年後も働く意向があるのは63.4%。年齢は「66歳~70歳まで」、働き方は「現在の会社での再雇用希望」が最多

【本件の概要】

 当社は、すべてのステークホルダーへ提供する価値として「バリュープロミス:SELFing」を経営理念に掲げております。「SELFing」とは、なりたい自分を見つけ、その実現に向けて道筋を定め進んでいくこと。そしてそれが社会への貢献にもつながっていく循環のことと定義しています。
 当社グループは、教育・人材・介護・美容・スポーツ・ITの各事業を通じて「SELFing」を提供し、お客様一人ひとりのなりたい自分を見つけ、その実現をサポートし、社会のニーズとマッチングすることですべての人が自分らしく生きられる豊かな社会の実現を目指しています。
 SELFingは従業員への提供価値でもあり、当社グループでは全社員(一部対象外)が自身のSELFingを実現するため「SELFingシート」の作成に取り組んでおります。このたび、人生100年時代において折り返し地点となり、また“定年”が見えてくる50代の社員が、どのような人生目標を設定し、今後の“なりたい自分”の姿を見つけているのか、「SELFingシート」の傾向を分析しました。

 SELFingは従業員への提供価値でもあり、当社グループでは全社員(一部対象外)が自身のSELFingを実現するため「SELFingシート」の作成に取り組んでおります。社会人という新たなステージをスタートさせた2023年度の新入社員も自身の人生目標を設定し、“なりたい自分”を見つけるために「SELFingシート」を作成しました。

■SELFingシート

 目標達成のためのフレームワーク「マンダラチャート」を元に、考案したクローバ経営研究所と共同で開発したヒューマングループのSELFingツール。縦横3マスずつ、合計9マスが描かれてあり、中心に達成したい目標を書き、その周囲の8マスに目標を達成するために必要な要素を書き込みます。

 SELFingシートには「人生目標」(人生を通した目標設定)と「3年後の自分」(短期の目標設定)の2種類があり、「人生目標」シートは、真ん中に「人生目標」、周囲8マスには人生を構成する8大分野「健康」「仕事」「経済」「家庭」「社会」「人格」「学習」「遊び」が設定されています。「3年後の自分」シートは、主に人生目標シートの「仕事」で設定した目標から発展させて作成します。
 SELFingシートは、なりたい自分を見つけ、実現するためのサポートツールであり、自らデザインする人生の“設計図”としてヒューマングループ各社で導入しています。

【ヒューマングループ50代のSELFing】

 当社グループでは、50-59歳の社員を対象に定年前研修として「ネクストキャリアデザインセミナー」を実施しています。ネクストキャリアデザインセミナーは、退職金にかかる税金試算や60歳以降の生涯収支試算などを行う「生涯経済プラン」、強み・能力などの現状把握とやりたいことを発見し計画する「キャリア開発プラン」を中心に学び、定年後の人生の俯瞰およびこれからの人生のデザインを社員自身が行うための研修です。
 今回、研修の中で作成するSELFingシートの「人生目標」シートを2023年度の受講者の中から35名に匿名で提供してもらいました。

 “なりたい自分”の姿を表す、真ん中の「人生目標」には、今後の人生のスタンスとも言える目標が設定されていました。各自の様々な経験を踏まえ目標が設定されていることから、大きな傾向は見られませんが、「毎日楽しく心から仕事が出来る」「周りに迷惑をかけず楽しく生きる」「笑顔の絶えない人生を送る」など【楽しく過ごす】系目標が一番多く、次いで【家族とともに】【ゆとりある生活】【今を大切に】系目標が多く見られました。

 「人生目標」を達成するために必要な8大分野の各項目の中で一様の傾向があったのは「仕事」の項目で、13名が【現在の仕事の向上】系目標を設定しています。「現在の仕事内容においての理解を深めリーダーシップを高める」「リーダーシップ能力の向上」「一丸となるチーム作り」など、現在の仕事におけるマネジメント能力の向上を重視しているようです。
 次いで【後進の育成】系目標が挙げられ、「蓄積してきたノウハウを後輩に伝えていく」「部下の育成・次席者の育成」「自身の持つ知識などを少しでも多く次世代の社員に引き継ぎ、会社全体の利益向上につなげる」など、これまでの知見やノウハウを伝承し、定年を前に次世代の育成が自身の役割だと感じている様子も垣間見えます。
 また、【新たな取り組み】【将来を見据えた準備】など、定年後のキャリア構築のために今からできること、しておくべきことを考え始めている人もいるようです。

■50代男女1,000名に聞く「仕事に関する意識調査」

 一方で、企業や組織・団体に勤務している一般の50代の働く人がこれからの人生や仕事をどのように捉えているかを俯瞰的に理解するため、全国の働く50代男女を対象に「仕事に関する意識調査」を実施しました。

【調査概要】
[期間]2024年3月26日~3月28日
[対象]全国/会社員(正社員)・公務員・団体職員として勤務する50歳~59歳男女
[回答数]1,000名
[方法]インターネット調査
※調査結果の構成比は小数点以下を四捨五入して算出しているため、合計値は必ずしも100%とはなりません

1.現在の生活において最も重視している2大項目は、「家族・身内」と「健康」

 「現在の生活において最も重視していること」については、「家族・身内(29.7%)」「健康(28.7%)」が多い結果となりました。自分自身や、身近な人に対する意識が強い傾向が見られます。

2.「定年以降も働こうと考えている」63.4%。うち「~70歳」が最多

 定年以降の働く意向について聞いたところ、63.4%が「定年以降も働こうと考えている」と回答しました。また、定年以降も働こうと考えている634名に「何歳まで働こうと考えているか」を聞くと、「66歳~70歳(35.2%)」が一番多く、次いで「61歳~65歳(31.1%)」という結果となりました。一般的な定年後5~10年程度、継続して働く意向が見受けられますが、「働けるうちはずっと」と回答した人も21.5%いました。

3.「定年以降に働く目的」は1位「生活費を稼ぐ」、2位「健康を維持する」、3位「好きなことをする費用を稼ぐ」

 「定年以降に働く目的」について聞いたところ(複数回答可)、7割近くが「生活費を稼ぐ(67.8%)」を挙げています。次いで、「健康を維持する(45.6%)」、「好きなことをする費用を稼ぐ(40.4 %)」という結果になりました。質問1の「現在の生活において最も重視している」2大項目にも「健康」が挙げられているように、50代は将来にわたり自身が健康であることを重視する傾向が強いと言えそうです。

▼プレスリリースの詳細


本記事は、2024年4月19日のプレスリリースの抜粋となります。