「受けの堅さを突破しろ」赤青テスタ改造計画第四次中間報告
序論
環境外からこんにちは。自称世界一テスタロッサを愛する男厚揚げと申します。
さて今回もやっていきましょう。
赤青テスタ改造計画第四次中間報告
「受けの堅さを突破しろ」
【前回までのあらすじ】
超CSが大阪で開催されることを知った厚揚げ青年。
相棒である赤青テスタロッサにて本戦進出を目指すことを決意する。
目標達成の足掛かりとしてまず赤青テスタの現状について振り返り課題点をまとめ上げた。
そしてそれらを解決すべく環境デッキそれぞれへの対策を考えることで
・デッキ構築力の向上
・各環境デッキへの理解を深める
・対策カードの知識を増やし構築の幅を広げる
ことを目標とし、
前回は赤単我我我・赤緑アポロについて考えた。
【今回の方針】
今回は「受けの堅さを突破しろ」ということで
現環境における受けの堅いデッキたちである
・4C邪王門
・5Cザーディクリカ
この2つのデッキへの対策を考えていきたいと思います。
0-1.4C邪王門って何?
【参考デッキリスト】
【基本的な動き方】
①デドダムや豊潤などでリソースを確保する。
②ジャオウガを着地させ自分の盾を0にする。
③攻撃時に鬼エンドで邪王門を打って展開。カツキングやペディアなどを着地させる
④革命チェンジなどで蹂躙する。
大体こんな感じですかね?
ペディアの登場で邪王門の連射の難易度が大きく下がったので攻めも受けもめちゃくちゃ固いです。
最近ではサガ対策でとこしえ、パルテノンなどの対策でイデパラが採用されていることが多いですね。
しかし環境的には(5月上旬現在)入賞報告も減り下火になりつつある模様。
【構築の派生系】
このデッキの派生系はそんなに多くありません。カードパワーの高いやつらを邪王門でつなぎとめているといった感じですしね。
・赤黒邪王門
強いてあげるならこいつ。4C邪王門とはタイプが異なり、ジャドクやバクロ法師などで盾を減らしながらビートダウンをしてくる型です。
0-2.5Cザーディクリカって何?
【参考デッキリスト】
【基本的な動き方】
①デドダムなどでマナを伸ばす。
②サイン系やネバーなどでザーディクリカを着地させる
③ブレインスラッシュ・ゼンブレインを用いてさらに展開する
④ドルファディロムやダークマスターズなどを着地させて締めに行く
大体こんな感じですかね?
(こいつについてはあんまし回してないから正解がわからない…)
5月上旬現在めちゃくちゃ流行してますよねこのデッキ。
(正直めちゃくちゃ滅んでほしい)
最近は、ドラサイやザインの採用枚数が減り、ブレインスラッシュを多用する構築が流行していますね。
また、一時期サガ対策としてパルテノンが採用されていましたが、今はほとんどとこしえに置き換わってきてますね。ありがたすぎる…
【構築の派生系】
5Cという枠組みで考えると派生はかなりの数存在します。
・5Cディスペクター
切札をバラモルドなどのディスペクター中心に変えた型。
ロマノグリラなどでの制圧力がすごい。
・ネバーループ
ネバーぐらいしか共通点が無いかもしれない。
受けがハチャメチャに硬くループで勝つため対処がしづらい。
1-1.赤青テスタから見た4C邪王門
【4C邪王門との相性】
無理ですね。ほぼほぼ勝てません。勝てるビジョンが見えません…
理由は以下の通りです。
・受けが固い
今回は受けの堅いデッキをピックアップしてるんで当然の話ですが、クッソ固いですね。
今回の構築だとまずトリガーがカツキング・ドン吸い・イデパラ。
とこしえのGストライク。そしてメインの邪王門にバラド。
こんな数の受け札用意されたら速攻デッキは太刀打ちできないってもんですよ…
・トリガーで止まらない
向こうは受けが固いのそうですが攻めも性能もえげつないです。
邪王門で大量展開しながらぶん殴ってくるんで1枚トリガーを引こうが全く止まってくれません。
何ならラフルルラブのせいでトリガーがそもそも使えないなんてこともザラにありますしね。
・過剰すぎる打点があれば突破可能
これが「確定」でなく「ほぼ」勝てないとした理由です。
邪王門は赤単我我我の過剰打点には突破されるといった話を聞いたことがあります。
つまり、灼熱ドロンゴーを2連射するなどして過剰すぎる打点を生成すれば突破可能かもしれないということになります。
確率は低いですけどね…
1-2.赤青テスタから見た5Cザーディ
【5Cザーディクリカとの相性】
邪王門より無理です。絶対無理。逆立ちしても無理です。
理由は以下の通りです。
・受けが硬い
邪王門と同様にクッソ硬いです。なんなら個人的にはこっちの方が硬いとも感じてます。
理由はやはり受け札の多さ。そんでもって、1枚でも踏んだら基本的にそこからザーディ中心に展開されるんで本当にキツいです。
・攻められたら負け
これはテスタというより速攻デッキの宿命とも言えますね。
基本的に5cはダクマやドルファディロムなんかで相手に何もできない状況にして最後の最後に殴り始めるといった感じです。なので用意整えられたら詰みです。
それまでに殴りたいですが、前述の通り受けが硬いので無理だしトリガーから展開されて死期が早まることすらあります。
どないせいっちゅうねん…
・パルテノンが無いのが救い
前述の通り最近の構築にはパルテノンが採用されておらず、代わりにとこしえが採用されています。とこしえであればバッドドッグでついでに焼けるため専用の対策が必要ないので非常にありがたいです。こればっかりは救いと言えますね。
2.対受け系専用テスタロッサ
【デッキリスト】
今回のコンセプトは受けを貫通する過剰打点です。
前述の通り邪王門の受けは我我我であれば貫通可能であるという話があるため我我我を採用してテスタの火力の底上げを目指しました。
【新規採用カード】
・我我我ガイアールブランド
火力増強役のカードですね。
低コストで大量打点が生成できる灼熱連鎖と打点を倍増させる我我我はかなり相性がいいです。
灼熱の闘志や赤い稲妻、後述の無重力ナインがいるので軽減しての召喚も簡単に出来ます。打点倍増はやっぱ強えぇよ…
・無重力ナイン
ダメ押し要員ですね。
我我我入れるならやっぱりこいつもセットで入れたいところ。
G0でタダで出てきて我我我でSA付与されたらそのまま打点にもなってくれるんで非常に強いです。
アウトレイジなんで灼熱憤怒の条件達成にも使えるのも偉すぎます。
【その他の採用候補】
・キャロル
手札破壊対策ですね。
こいつが墓地に落ちたらそのまま帰ってくるんで、ダークマスターズ出されても手札0ってことにはなりません(まぁ他の主要パーツは普通に落ちるから意味ないかもだけど)。
なんなら、灼熱の闘志なんかが単純なドローカードになるんで手札減らさずに展開できます。
採用するなら相性悪いんで轟轟轟は抜きましょう。
・キューブリック
同じく手札破壊対策ですね。
こっちは手札には帰ってきませんが、バウンスができるんでザーディドルファなんかのウザいやつらどかすのにも使えるのはおいしいところ。
【細かいプレイング】
・見た目に騙されるな!
我我我の軽減条件は「火のクリーチャー」を「召喚」した時です。
ここで気をつけなければならないのが灼熱ドロンゴーと勇気と知識です。
まずは灼熱ドロンゴー。これによるテスタの展開は踏み倒しであって「召喚」ではありません。つまり、灼熱ドロンゴーをしようが我我我は軽減されません。
次が勇気と知識。マナシンボルと他のテスタが全員火であることから勘違いしやすいですが、勇気と知識は水文明単色のクリーチャーで火文明を持っていません。なので、こいつを出しても軽減はできませんし、こいつに我我我を乗せることも出来ません。
この二つは勘違いしがちなので覚えときましょう。
・あえて溜めるという選択肢
我我我が搭載されたことで無理に3キルを目指す必要はなくなりました。我我我を絡められるのであれば4ターン目にテスタ召喚バッドドッグで自爆、ドロンゴーの後に灼熱連鎖の上にでも我我我を乗せればえげつない数の打点が生成できます。
シスKが絡む場合でも同様に2キルではなくあえて3ターン目に我我我を絡める方が突破が容易になる可能性があります。
可能であれば我我我を絡めてみましょう。
・赤単への偽装
速攻が速攻に偽装する必要があるのかは疑問が残りますが(ワンチャンとこしえマナに置いてくれるかも?)、我我我・轟轟轟・赤い稲妻がいるのでマナの置き方次第で偽装は可能です。
ただし、マナに水文明が置けなくなることで動きづらくなる可能性もあるのでそこまでのリターンが得られるかはこれまた疑問が残るところ。
・赤い稲妻は最優先
邪王門とブレインスラッシュ、両方とも踏み倒しの為赤い稲妻がめちゃんこ刺さります。相手視点で破壊も容易なためドロンゴーにもつながるってことで出し得でしかありません。
とにかく出しときましょう。
3.結果・考察
【本構築の利点】
・打点生成力が上がった
やはり1番の利点はここになりますね。
灼熱ドロンゴーだけでは打点が足りない場面でも我我我と無重力ナインさえ絡めば突破可能となったことも多かったです。
そして、目標通り邪王門の受けをこの過剰打点で突破したということもありました。
やっぱり赤単ってすごいんだなぁ…
・サブプランが出来た
灼熱連鎖が一向に来ずぺちぺち殴るしかないという場面が良くあるのですが、その際に我我我がいれば打点を増やして無理やり殴り切るなんてことが可能になります。
我我我がいることで灼熱ドロンゴー以外のサブプランも取れるようになったのは十二分に利点と言えますね。
【課題点】
・5cは突破不可能
今回は過剰打点の生成で受けを突破するというコンセプトでした。4c邪王門はそれで突破できる場面があったものの5cにそれは通じないことがほとんどでした。やはりトリガー1枚で簡単に止められてしまいます。ネバーでホーリーエンド出されたら普通に詰みなんでね。
やはりトリガー自体を止めるなどの対策を施さないと勝てない対面ですが、そんな余裕はテスタにありません。5c対面は神に祈りながら割り切るしかありませんね。
・受け切られたらおしまい
邪王門と5Cは受け札がそのまま展開札にもなります。そのため受け切られたらほぼ確定で次のターンに殺されます。一応のカツキングケアをした上であとはトリガーなどが盾に埋まってないことを祈りながら殴りましょう。
4.終わりに
【まとめ】
今回は無理対面である4c邪王門、5cザーディクリカについて振り返った上で戦い方、対策を考えていきました。
結果として我我我を採用することで邪王門については突破可能な場面が生まれ、過剰打点があれば突破の可能性もあるという成果が得られました。
しかし、結局のところ相手の盾にトリガーが皆無であることが前提であるという欠陥もあるため基本的に無理対面であることに変わり無いという結果となった。
【次回予告】
次回ピックアップするデッキは、メタを多用するデッキである
・ラッカライオネル
・アナカラ―オービーメイカー
を予定しています。
それでは、第四次中間報告はこれまでとなります。
今回もご覧いただきありがとうございました。
また次回の中間報告でお会いしましょう。では。