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Prefontaine(プレフォンテーン)Classicで女子10000m世界新!

Prefontaine Classicがアメリカのオレゴン州ユージーンで開催されました。
Prefontaine Classicはダイアモンドリーグの一部でもあります。個人的に注目していたのはPrefontaine種目ではないけど、急遽開催となったケニアのオリンピック選考会男子10000m。元々、ケニアで正式記録として認可される
競技場が2つとも工事中で急遽、アメリカ開催となったとのことです。オリンピック選考の時期に競技場回収しているケニアも謎なんですが、こういう時のアメリカは頼りになりますね!
注目していたのは、九電工に所属するコエチ選手。

https://www.kyudenko.co.jp/marathon/member/male/koech_benard.html

これまで相澤選手の1万m日本記録アシストはじめ、数々の日本人選手のペースメークを担ってくれています。ぜひケニア代表になってパリ五輪で見てみたいですね~。先頭を走るのが苦にならないのか、今回のレースでもペースメーカーがいなくなった後は先頭を引く展開がありました。オレンジ色のユニフォームですね。

https://www.youtube.com/watch?v=AHHRBvb0gnw&ab_channel=USATrackandField

コエチ選手はイーブンペースで押していくのが得意なタイプでそういう選手は駅伝で外さないので、日本の実業団チームは喉から手が出るほど欲しい選手だと思う。ただ、ラストのスプリント勝負になると他のケニア勢と比べて不安なところはありましたが、ラストの直線勝負で一人抜いて3位に入りました!ケニアの10000m選考基準がわかっていないですが、3位に入っていることから代表権は濃厚なのではと思います。おめでとうございます!

https://www.youtube.com/watch?v=AHHRBvb0gnw&ab_channel=USATrackandField

他にもスバル所属のキプランガット・ベンソン選手が5位、ヤクルトのワイザカ選手が7位に入っていました。


元々は男子の10000mを目玉としてみていましたが、他にも女子10000mでは世界新記録が出る快挙でした。ブダペスト世界陸上10000mチャンピオンのエチオピアのツェガイ選手が引っ張るレース展開でしたが、ケニアのチェベト選手は楽々とついっているように見えました。

https://www.youtube.com/watch?v=_cDSonKY-xw&ab_channel=USATrackandField

ラスト3周あたりでチェベト選手はツェガイ選手の前に出ると、ラスト1000mは2分46秒走り驚異的なタイムで女性で初めての29分突破する28分54秒で世界記録を更新しました!

https://www.youtube.com/watch?v=_cDSonKY-xw&ab_channel=USATrackandField

チェベト選手は世界記録なのに終始、苦しそうにしていなくてブレない走りが印象的でした。1万mのレースは2回目だったということも驚きです(一度目は2020年に33分で走っています)。エチオピア勢、オランダのシファン・ハッサンとのオリンピックでの争いも楽しみです。
また、ケニア勢の女子としては初めての10000mでの世界記録保持者となりました。これはやや意外ですが、それだけエチオピア勢の壁が厚かったということですかね。

他、1マイルも熱かった。。ノルウェイのインゲブリクトセンが勝つかと思いきや、ジョシュ・カーがラスト勝負を制しました。
ダイアモンドリーグは5/30オスロ、6/2ストックホルム、6/7パリと続いていきます。


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