NCAAとはどういう組織か&スポーツ留学したい日本人アスリートがNCAAディビジョン1でプレイするためにクリアしなければいけない条件とは
アスリートブランドの根本です。
スポーツで世界の人をたくさん繋げたい
という思いをもとに、スポーツ留学という言葉がなかった2003年からスポーツ留学事業を推進しています。
アスリートブランド・スポーツで世界に挑戦する若者たちの情報は、これまで、ホームページやアスリートブランド独自ブログアスリートブランドの独自ブログ、ツイッター(サッカー留学)、ツイッター(代表)、Facebookページ、Facebook野球留学ページ、インスタサッカー留学ページ などでも発信していたのですが、ブログ的なものは、このnoteで行うこととなりましたのでよろしくお願いします。
アメリカ大学スポーツを語るに欠かせないNCAA。
そこで一発目のテーマはズバリ、
NCAA!
我々のところにも「NCAAディビジョン1の○○大でプレイしたい」と学校名を名指しで相談に来る生徒もいます。今回は「そもそもNCAAとは」というNCAAについてごく大まかな概要とスポーツ留学を考えるアスリートの観点から、特にNCAAディビジョン1(2)について、まずはシンプルさを第一にざっくりとまとめてみました。(とはいえ長文です)
NCAAは競技を超えた米大学スポーツの統括組織
NCAAは National Collegiate Athletic Association の略です。「全米大学体育協会」「全米大学体育連盟」等と訳され、アメリカの4年制大学のスポーツ競技を統括している組織です。
こちらのNCAA公式サイトでは2021年時点で1098の大学が所属をしているとあります。
日本の大学スポーツでは全日本大学野球連盟、全日本バスケットボール連盟というように競技ごとに組織が分かれていますが、NCAAは、各競技ごとの組織ではなく、野球、バスケ、アメフト、サッカー、テニス、陸上など多数のスポーツ競技を傘下にしています。
上記のページでは↓のように全24競技、3つのディビジョン、全競技合わせて19,886チーム、全競技者数57,661人で構成されているとあります。
Nearly half a million college athletes
make up the 19,886 teams that send more
than 57,661 participants to compete each
year in the NCAA’s 90 championships
in 24 sports across 3 divisions.
プロリーグのような組織・ステイタス
NCAAは組織としては、日本の感覚の大学スポーツ連盟の枠を大きく超え、NFL,NBA,MLBのアメリカのプロスポーツ組織に匹敵するような存在です。特にNCAA の最高峰にあたるディビジョン1のアメリカンフットボールやバスケットボールはTV中継も盛んにおこなわれ、プロ並みかそれを超える人気と注目度があります。
NCAAは2016年にCBS、TBSという二つの大手放送局と人気の全米大学バスケットボールトーナメントの放映権料 14年で10.6billionドル 日本円にして1兆円という契約を結びました。
14年間とはいえ、1兆円です。日本の感覚からは大学のスポーツ連盟の契約額としてイメージがわかないのではないでしょうか。このように組織として、こうした人気を最大限活用し、スポンサーシップや放映権交渉などビジネスとして収益を上げる活動にも力を入れ、プロリーグ並の収益をはじき出しています
(収容10万人を超えるミシガン大学のフットボールスタジアム。通称"The Big House" そして実際に試合の日はこの10万が埋まります)
NCAAはディビジョン3部制
NCAAはディビジョン1,ディビジョン2、ディビジョン3と3部制で構成されています。
日本と大きく異なるのは入れ替え制がないことです。つまりシーズンの勝敗で1部昇格、2部降格ということはありません。
ディビジョンの変更は大学側が各ディビジョンに定められた資格要件を満たししかるべき手続きを経てNCAAから承認を得るという形で行われますが、大学内部の承認や場合により州政府や地域コミュニティも巻き込んだ少し大きく複雑な話にもなることからあまり頻繁には行われません。
ちなみに主な競技のディビジョンごとのチーム数がまとめられているのが下記の表です。ウィキペディアでまとめてあったのを抽出しました。リンク先を見るとNCAA所属競技は下記以外にも水泳、体操、レスリング、射撃、女子ソフトボールなど確認できるかと思います。
NCAAのスポーツの中では、ダントツに人気なのがアメリカンフットボールとバスケットボールです。特にディビジョン1のアメフトとバスケのTV中継は他の大学スポーツ競技に比べ圧倒的に頻繁に行われ、時にはプロリーグより盛り上がってるのでは、と思われるぐらいの人気と注目度があります。
NCAAディビジョン1の中でもさらにトップレベルの大学となると、プロであるマイナーリーグ球団のロッカーやトレーニング施設よりも豪華で充実した施設を持つという逆転現象も見受けられます。
他の競技においても、ジュニアアスリートにとってNCAA ディビジョン1アスリートは、憧れであり、「NCAAディビジョン1でプレイをする」ということはアメリカでスポーツをやる少年少女なら、1度は掲げる夢・目標の存在です。
なおディビジョン1以外の、ディビジョン2,3については今回は割愛して、別の機会にお話させていただければと思います。
NCAAディビジョン1でプレイしたい日本人アスリートがクリアしなければいけない条件
選手としてNCAAディビジョン1でプレイしたい
アメリカ人ジュニアアスリートなら誰もが憧れる、NCAAディビジョン1。アメリカでプレイしたいという日本人選手であれば、同じようにNCAA ディビジョン1でプレイしたいと思うのは自然なことでしょう。しかしながら、NCAAディビジョン1アスリートになるためにはクリアしなければいけないいくつかの条件=ハードルがあります。特に高校時点でネイティブ並みの英語力のない人が大多数の日本人にとっては、越えるべきハードルはなかなかの高さで、そのハードルは大学に入る前にすでに立ちはだかります。そのおもなものを挙げますと…
①NCAAによる学力基準(1) 中高GPA2.3以上(D1)
高校卒業後1年目からNCAAでプレイするためには学業で一定の成績を収めていなければいけません。具体的には
中学3年~高校3年のNCAA指定教科でGPA 2.3以上
上記はD1=ディビジョン1に入るための基準です。GPAというのは日本でいう評定値で4段階評価です。アメリカの高校は4学年間。それにならって日本人がNCAAを目指す場合、中学3年と高校3年間の4年分の成績提出を求められます。我々はこれまで3年連続でNCAAディビジョン1選手のサポートしてきていますが、選手たちには高校の成績証明書と中学の成績証明書を手配いただくよう依頼しています。
GPA2.3取得というのは日本の5段階評価で単純に計算した場合とくらべ、それなりに難しく、指定教科で取る必要があるため、高校・中学の成績はそれなりに高い評定が必要となります。
理想を言えば、5段階評価で、4以上欲しいところです。というのも、成績が良ければいいほうが、後述の②のテストの点が低くて済むだけでなく、スカウティングにも有利になるからです。
NCAAでは大学に入る前だけでなく入ってからの在学中の成績も一定以上求められ、それをクリアできないと試合に出れません。ディビジョン1,2では額の大小はあれ奨学金提供を前提としてのリクルーティングが基本となります。言い換えると奨学金を提供しての選手獲得は、学校・コーチ側からすると投資です。そして出れない選手を取るというのは投資の失敗にあたります。
つまり投資の観点から、学業成績が悪い選手を取るということは試合に出れない可能性が高くなるという、リスキーな投資となります。
リスキーな投資を行い、結局成績が悪くてその選手が出れなかった、というようなことを繰り返してしまうと、コーチとしての評価を落とすことにもなります。
アメリカ人でも高校の成績がギリギリの選手は、大学で成績を残すのは厳しいと思われ、同じ評価の選手がいた場合、学業成績がいい選手の方が選ばれる傾向にあります。
だから、もし今これを読んでいるあなたが現在中学生、高1、高2生で、高校卒業後すぐにNCAAディビジョン1を目指す場合、お伝えするメッセージはズバリこれです!
今の学校の授業をおろそかにしない。
できるだけ4や5を多くとれるよう頑張る。
一方、現時点で評定値が、5段階評価で2.875を下回っている場合は要注意です。残りの学期で挽回できればいいですが、挽回が難しそうな場合、高校卒業直後のNCAA入りの道は険しくなることでしょう
すでにアメリカの大学コーチから、熱烈なラブコールな勧誘があればまだしもですが、そうでない場合は、2年制大などNCAA以外の方向転換が要検討となります。
なぜなら、2年制大からスタートし、3年次にNCAAの大学に転校する場合には、中高の成績は不問となるからです。この辺りは別の機会にじっくり説明したいと思います。
②NCAAによる学力基準(2)SAT/ACT というテスト
NCAAで求められる学力基準の二つ目がSAT/ACTという共通テストです。
アメリカの高校生は日本の大学入学共通テストがない代わりにSATまたはACTといった非営利団体が作ったテストどちらか一つを受けて志望大学に提出します。SAT/ACTは年に何度も開催され、日本でも受験できます。NCAAでは、大学1年目の選手資格獲得には、前述のGPAに加え、このSATまたはACTのテストで一定以上の点を獲得することを条件にしています。
SAT/ACTは、いわゆるTOEFLやDuolingoという英語を母国語としない外国人が、アメリカの大学で英語の授業を受けられるほどの英語力があるかどうかをチェックする留学生向けのテストではありません。外国人向けのテストについてはこのあとの③のところでお話します。
SAT/ACTテストで何点が必要か
何点とるべきかは、中高時代の成績=GPAによって変わります。例えばディビジョン1の場合、GPAとSAT/ACTの関係は下記のようになります。
GPA3.5 SAT 430 またはACT39
GPA3.0 SAT 720 またはACT52
GPA2.5 SAT900 またはACT68
SAT、ACTはどちらかで構いませんが、ディビジョン2ではもう少し求める点が低くなります。簡単にいうと上記の通り、GPAが低いと求められるテスト点が高くなります。
つまり、普段からきちんとやって、高い成績(GPA)を取っていれば、SAT/ACTというテストで求められるのは低めとなり、逆に普段の成績が良くないとSAT/ACTで求められる点数は高くなります。
したがって、ここでも1に挙げた
今の学校の授業をおろそかにしない。
ということが重要なります。
※なお、新型コロナ感染拡大の影響によりSAT/ACTのテスト開催が中止が相次いだため、現在、SAT/ACT点の提出は免除となっています。弊社でサポートの2020年、2021年留学のNCAAディビジョン1選手も免除の特例を受けています。この特例がいつ撤回され、再びいつSAT/ACTが必要要件になってもおかしくありませんので準備は必要です・
3.TOEFL/Duolingo等、留学生向け英語テスト
アメリカの4年制大学の大半では、日本人を含む英語が母国語がでない生徒へ入学基準の一つとしてTOEFL/Duolingo等の英語テストで一定点が求められます
コロナで開催の影響を受けたのはTOEFLも同様。そのため最近ではオンラインでいつでも受験可能なDuolingoという英語テストを入学基準テストとして追加する大学が増えています。Duolingoはオンラインで受験できる気軽さに加え、49ドルとTOEFLに比べてリーズナブル、さらに日本人にとっては、比較的点数を取りやすいという点等から、我々も積極的にお薦めしています。
実は、NCAAの選手資格要件において、TOEFLを求められることはありません。SATはNCAAで必要とされるのでSATで一定点をとれば、TOEFLは要らないというコーチもいます。
しかしながら、外国人選手のリクルーティングの課程では、たいていのコーチは選手の英語力を気にします。
過去の実際の入部交渉のやり取りにおいて、たいていの場合コーチのスタンスは大きく分けて下記の二つとなります。
A.対象選手が一定の英語力に達してから、獲得の話をしよう
B.対象選手に英語力がなくても、獲得したい
これまでサポートに携わった経験から、たいていはAです。そして、英語力がついてくれば、ほんとに話が進んでいくのか、体のいい断りなのか、の見極めを含め、コーチとどう話をしていくか、交渉するかは一つのカギとなります。
4.選手としての能力・評価(パフォーマンス、実績、ポテンシャル)
この項目、4番目に挙げましたが、コーチに評価され、うちのチームに欲しいと思われるかどうか。これが、最も重要なことです。
少人数制で枠が限られているアメリカの大学スポーツ、ましてや、NCAAD1となれば、これはあまりにも当たり前すぎて言うまでもないことなのですが、意外とこの点をないがしろにしている選手は少なくないです。
ここはいったん、コーチの立場になって考えてみる姿勢が重要です。
アメリカ人高校生アスリート及びその親は積極的に自分をアピールします。大多数の高校生が自分のビデオや情報をアメリカの大学コーチに送ります。
NCAAディビジョン1のコーチの立場でみると、コーチの元にはそのようなアピール情報がビデオやメールで全米から大量に押し寄せてきます。
また、コーチはただそういう情報を待ってるのでなく、自ら積極的にスカウティングをしています。そうしてたくさんの選手情報がコーチに届いてる中で、目を引くようなプレイやポテンシャルで「この選手ほしい」と感じさせるものがないとコーチのアンテナには引っかかってきません。
スカウティングに熱心なディビジョン1のコーチとはいえ、その大半は遠く離れた日本にまで足を伸ばしてリクルーティング活動を行うようなことはしません。
したがって、いかに自分のプレイを見てもらい、選手として評価してもらうかは、アメリカ人高校生以上に、地理的に不利な日本人にとって、「英語ができる」「勉強ができる」を差し置いて何よりも重要です。
仮に①②勉強ができる③英語ができる、という条件がクリアしても、選手としての評価がそれほどなければ、ディビジョン1の道は険しくなります。
以上をまとめますと
世界一競争の激しい、NCAAディビジョン1の選手枠のゲットは
①中高の成績②SAT/ACTの点③英語力④選手としての評価
これらの条件を一定以上でクリアしていく必要があります。なお、これら特に①②③の条件は日本の高校を卒業した直後(同じ年)にNCAAディビジョン1に行く場合の条件となります。
一方、上記のことを見て、
「自分は英語ができないからNCAAはダメだ」と
考えるのは誤解です。
あるいは親御さん、指導者の方で
この選手は「英語ができないからアメリカは無理だ」
という決めつける方がいたら、決めつけは禁物です。
先に、コーチとしてのリスク、考え方の話をして、ひっくり返すようなことを言いますが、コーチがある選手について文字通りほれ込んでしまったような高い評価が受けられるような選手は、その評価が高ければ高いほど①②③が良くなくても
「リスクを取ってでもこの選手を取りたい」 とスカウトする。そういうことは意外とあるものなのです。
日本の高校生アスリートには全国トップレベルの選手でさえ、
「英語がダメだから。。。」と、まるで行かない理由を挙げて、自ら天井を設けて、トライすらせずに、あきらめてしまっている傾向があり、むしろトップレベルの方に多く見受けられるように思えます。
もちろん、全国レベルの選手が、みな①②③の条件を大目に見てもらえ、コーチに誰もがスカウトされるというわけではありません。
また大目に見てもらうといっても、NCAAが条件を緩和するということではありません。コーチがその条件をクリアするまで待ってくれる、③のTOEFLなど学内の条件に関して、大学内部で交渉するなど、より入部がしやすい方法を探ってくれるという意味となります。
さらにもう一点、別の重要な要素があります。
それは時間です。
時間があれば、学校の成績の軌道修正、そして英語力の伸びしろ、選手としての伸びしろの期待をコーチに与えることができます。
高校1年、2年でレギュラーとして全国大会に出ているような選手は、時間という要素が活用できることでしょう。
アスリートブランドではNCAA ディビジョン1選手を連続して輩出しております。彼らは全国大会出場・国体等のキャリアを持ち、高校2年時など早い段階から動画調査に進んでいます。可能性を探りたい方はご相談ください
アメリカの大学スポーツの道は一つじゃない
とはいえ、やっぱりNCAA ディビジョン1は難しそうだな、と思う人も安心してください。まだ道はあります。
実は、あまり知られていないですが、アメリカのすべての大学スポーツがNCAA傘下にあるわけではありません。NCAA以外には下記の連盟があります。
NAIA 250大学 おもにリベラルアーツ・少人数制の4年制大学が所属する大学スポーツ連盟
NWAC 36大学 2年制大学の大学スポーツ連盟。オレゴン州ワシントン州カナダの大学が所属
CCCAA 106大学 2年制大学の大学スポーツ連盟。カリフォルニア州の大学が所属
NJCAA 413大学 2年制大学の大学スポーツ連盟。上記の2年制大学スポーツ連盟を除いた全米を網羅した組織
これらの連盟はNCAAの後に設立された組織で、基本的にNCAAの仕組み、ルールに準じて作られています。
アメリカの大学スポーツがNCAAだけじゃないということをこの投稿で初めて知った方もいるかもしれません。
NCAA以外の上記の連盟を含め、現在、全米で約1700の大学野球部のあると言われています。全日本大学野球連盟所属の大学数が380(2020年現在)ですので、アメリカの大学野球部数は4倍以上です。
アメリカの大学は2年制大もあり、2年制大、4年制大学間では転校しやすい仕組み、習慣、考え方があります。アメリカの大学スポーツでプレイする方法は、決してNCAA一つではなく、さまざまな方法があります。また、高卒1年後にNCAAに行けなくてもその後NCAAでプレイできるチャンスは十分にあります。
①の最後にも少し触れましたが、2年制大経由で3年次からNCAAディビジョン1(2または3)に行くということは高卒直後で行くより、ずっとハードルが下がり、チャンスが高まります。アスリートブランド生でも奨学金付きでディビジョン1,2に進んだ生徒は何人もいます。
そのあたりは、このブログで今後もいろいろお伝えしていきたいと思ってます。
さて、いまこれを読んで、
「我こそは、NCAAでプレイしたい」
「アメリカ大学スポーツ留学に挑戦したい」
という高校生アスリートのあなた、
お気軽にご相談ください!
追伸:NCAAの設立の背景について
NCAAの設立は今から110年以上も前の1906年。当時から人気のあった大学アメフトの試合でケガや死者が絶えず出たことが問題となり、NCAAの前身となる大学スポーツを管理統括する組織が作られました。
その当時もアメフトは熱狂的な人気を誇り、人気が白熱しすぎてオンフィールド・オフフィールドに様々な問題が生じました。
オンフィールドではルールが今ほど定まっておらず、勝利のためにケガや死者につながるような危険行為が続出した状況
オフフィールドでは、授業を出ず、練習・試合だけに出る生徒。そもそも学生でない生徒が助っ人役としてチーム入り。優秀な選手の過剰な引き抜き合戦など。特に生徒の学問の軽視は、学業が本分である大学にとって大きな問題となっていました。
当時の大学の学長陣には、学業を重視し、今後の一切の大学スポーツを禁止するような強硬な大学スポーツ反対派もいたようです。
今回説明した、NCAAで選手としてプレイするためにクリアしなければいけない学業要件がきっちり定められているのも、NCAAという大学スポーツ統括組織設立当初の、学業を重視していこうという姿勢が示され、各規定に反映されているものと思われます。
途中で入れると長い文がさらに長くなるために、追伸的にこちらを最後に加えました。
<終>