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アスリートブランド生紹介:西田陸浮選手(オレゴン大学野球留学)

NCAA D1 PAC12の名門、オレゴン大学(University of Oregon)に奨学金付きで野球留学中の西田陸浮君の23年シーズンは、カレッジワールドシリーズまであと1勝届かず、というところで終了。
とはいえ、2023年シーズンは長い歴史を持つオレゴン大学のシーズン記録を盗塁、得点で塗り替えるなど、63試合全試合スタメンに名を連ね、文字通りリードオフマンとして、オレゴン大学野球部の快進撃におおいに貢献した。

西田陸浮選手の2023年シーズンのおもな成績:
63試合(全試合先発)
打率.312
打点 37
本塁打 5
二塁打 16
得点 67*    オレゴン大学シーズン記録   
盗塁 25*    オレゴン大学シーズン記録 
出塁率 .394
プレイオフナッシュビルRegionalMVP  

西田陸浮選手は2019年9月にアスリートブランドの米大学野球部現地セレクションに参加。そこで合格をもらったマウントフッド大(オレゴン州)に翌2020年に進学。

マウントフッド大学でのアメリカ大学野球1年目の2021年は打率.415(リーグ3位 )33盗塁(同1位)出塁率.542(同3位)
2022年は打率.364(同8位 )58盗塁(同1位)出塁率.488(同3位)得点59(同1位)

2022年夏に、メジャーリーグドラフト指名候補、メジャーリーガーの卵が集まるといわれるアメリカでも有名なサマーリーグの一つ、Cape Cod Baseball League(ケープコッドリーグ)に出場。リーグトップの盗塁28、同8位の打率.291そして同4位の得点25 さらにはプレイオフで.打率409 4盗塁とこのレベルでも結果を残した。

マウントフッド大の1年目の活躍、1年目のサマーリーグ(ウエストコーストリーグ)の活躍により、NCAA D1の大学から何校も勧誘を受け、私も陸浮君から相談を受けた。また陸浮君を勧誘しているある大学のコーチから私の所に、「何とかうちに来るように言ってもらえないか」という相談が来ることもあった。

陸浮君のために完全にレギュラーポジションを空けて待っている大学ではなく、競争でレギュラーを勝ち取る環境を選び、最終的にPAC 12の名門校、オレゴン大に決定。

これは言うほど簡単ではない。
「少ないチャンスでも競争で勝ち取りたい」という日本人選手は多いが現実的には、多くの場合、スカラシップと出場機会は比例している。

大きなけがなど、よっぽどなことでもなければフルスカラシップの選手が優先して起用される。

フルスカラシップという選択肢が他にないのならともかく、
他でとても魅力的なオファーがあるにもかかわらず、あえて厳しい道を得らんだ。

とてもかっこよく聞こえるが、そんなにうまくは行かない。うまくいかないほうが多い。実際私はフルスカラシップの方をお奨めした。

そして結果はご覧の通り。
本当に素晴らしいの一言。
感服です。

陸浮君に初めて会ったのは、前述の2019年9月、米大学野球部現地セレクションへ、他の6名と一緒に1週間にかけてアメリカの大学野球部をまわった。

決して堅物でない。どちらかというとふざけている。たまにひとをちょっとおちょくってる感ある(笑)

が、
こと野球になると
まじめで、ストイックで、謙虚で、自分に厳しい。

野球にはうるさく、野球には本当に真剣に向き合ってる
でも
野球だけではない。
将来は経営者になりたい。たまにビジネスの相談を受ける。

でも、
いまは野球。

アメリカ大学野球の次のレベル、
マイナーも含めたメジャーリーグ球団でのプレイ。
その次の大きな山に焦点を定めている。


イチロー選手が引退し、
フライボール革命がおこる中、

大学レベルとはいえ
NCAA D1、PAC12、そしてケープコッドリーグと
スピードで相手をかき回し、混乱を招き、勝利に貢献している陸浮君のプレイを見ると、そんなプレイスタイルがまだまだ有効なんだ~と。
そして、足を使った陸浮君のプレイは何よりワクワクする。

4月にオレゴン大学のホームゲームに見に行った時も、
リクゥウウウウ~~というコールが響き渡っていた。

何人かに声かけれられ、
fun to watch  「見ていて楽しい選手」といってくれる。
いい誉め言葉だ。こっちがうれしくなった。

前述の2019年、米大学野球部現地セレクション
マウントフッド大では大学生選手たちの紅白戦に加わった。
試合前に陸浮君から「足をアピールするためにバントとかがいいですかね」
と聞かれたので、
「バントじゃなく、思いっきり打ったほうがいい」

「足が速いのはわかるので長打も打てるところをアピールしたほうがいい」

おそらく二行目の文は直接言ってない気がする。が、陸浮君はちゃんと理解をし、1打席目でマウントフッド大のアメリカ人投手からライトオーバーの3ベースを木バットでぶっぱなし、衝撃が走った。
マウントフッド大の選手たちは、大きな歓声を上げていた。
マウントフッド大の監督も、この一打席の直後、満面のスマイルで私に「はい合格!」といった感じの視線を送ってきた。


2019年の米大学野球部現地セレクション@マウントフッド大


あれからも、
マウントフッドで、オレゴンで、
周りを驚かせ、歓声を上げさせ、プレイを見てニッコリさせたのは
もう数えきれないほどだろう。

そしてまたこれからも期待します!

#UniversityofOregon
#アメリカ大学野球留学
#アスリートブランド

7/12追記:
現地7月11日に行われたMLBドラフトで西田陸浮選手(東北)、MLBホワイトソックスが11巡目で指名されました!!!

陸浮おめでとう!


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