NCAAディビジョン1所属、アメリカ大学陸上留学1シーズン目を終えて
こんにちは!
本日は、アメリカオハイオ州にある、NCAA ディビジョン1所属、アクロン大学で奨学金をもらってアメリカ大学陸上留学中の陽季君(跳躍)に1年目のシーズンが終わってのお話を伺いました。
アスリートブランド:(以下A)
まず一年目終わってどうでしたか
陽季君:
楽しかったです。
A:陽季君は三段跳び・跳躍専門かと思いますが、アクロン大の跳躍選手は何人くらいいますか。また全体ではどのくらいですか?
陽季君:うちの跳躍陣は15人。アメリカ人やセルビアから来てる留学生もいます。全体では80名ほどです。男女は半々くらいです。
中距離のOBにリオ五輪800m銅メダルのクレイトンマーフィー選手がいて、たまに練習来ています。東京五輪も出場しました。(今回も決勝進出しましたが残念ながら9位)
A:1年目のシーズンはどうでしたか
陽季君:
高校3年時は三段跳び中心でしたが、
大学1年目のシーズンは幅跳び中心で試合に出ていてけっこう調子は良かったです。
幅で自己ベスト(7m25)も出すことができました。
A:アメリカの大学の試合はインドアもあるようですが
陽季君:
はい。年明け1月から3月までインドアシーズンです。インドア大会ができる大学の室内競技場で開催されます。僕のいるアクロン大でも大会が開かれました。
アクロン大の室内練習場↓ 300mトラック(x6レーン)
跳躍のエリア↓(写真は陽季君ではありません)
A:屋外は春から?
陽季君:
はい。4月からアウトドア(屋外)での試合が行われます。試合は毎週開催されます。大学が持っている競技場が開催場所となり、いろいろな大学で大会が開催されます。参加するのも自分の大学の属するカンファレンスの学校だけでなく、他のカンファレンス所属の大学で開催される大会にも参加します。
今年はテキサス大とかジョージア大学とかに遠征に行ってきました。
毎週開催されますが、毎週出る必要はなく、コンディションに合わせ、コーチと相談し、出る試合を決めます。
毎週の試合は大学対抗戦になっていて、各選手の成績をポイントにして大学トータルのポイントで争います。
A:シーズンの終わりには全米大学選手権があると伺ってますが。
陽季君:
はい。全米大学選手権をこちらではNational(ナショナル)と呼んでいて、Nationalに行くためには、Regional(リージョナル)という大会で上位12人に入ることが必須となります。
Regional(リージョナル)はウエストとイーストに分かれていて、各Regional(リージョナル)に出るためには、それまでの試合で標準記録を突破し、かつ上位35位に入る必要があります。
A:練習での違いなどありますか
陽季君:
練習時間が短いくらいでしょうか。そんなに大きな違いはないような。変わった練習といえばプールトレーニング。プールで動き作りをしたり、流れるプールを逆走したりという練習なんかがありました。
ウエイトも高校ではやらなかったですが、いまは結構やってます。
A:今後の目標は
陽季君:
今年はリージョナルに進めませんでしたが、来年はリージョナル、ナショナルへ出場し、さらに日本選手権にも出たいです。
7ⅿ75-80くらいは飛びたいですね
A:三段跳びは?
陽季君:
実は三段跳びをやるとたいていオーバーワークになって、足が痛くなってしまうんです。高校時代からそうでした。
だから、様子見ながら調子が良ければ三段にも挑戦したいです。
A:ぜひ来シーズンも頑張ってください
陽季君:
はい。頑張ります!
<終>
左から3番目が陽季君↑
ちなみに陽季君の通うアクロン大学キャンパスはこんな感じです。アメリカの大学って感じですね!
*陽季君もここから始まった。
インターハイ選手にはチャンス有!男子長距離であればタイムによっては県上位レベルでも可能性あります。